''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

蒲鉾(かまぼこ)と竹輪(ちくわ)

「かまぼこ」と「ちくわ」は似てますよね。練り物ですし、材料も魚のすり身です。

でも本来の名前は全く違います。蒲鉾は現在の「竹輪」の姿です。その形が「蒲(がま)の穂」に似ていたことから、「蒲鉾」と呼ばれるようになったとされる。

その後板の上に魚のすり身を成形した「板蒲鉾」が作られました。区別するために「竹輪蒲鉾」と呼び分けていたが、単に「ちくわ」となり、板蒲鉾の方は板が外れて「蒲鉾」になった。

文献では1115年の宮中に出されたものが最古とされており、業界団体が語呂合わせで11月15日を蒲鉾の日としているそうです。

ハレの特別な料理やおせち料理にも利用される。本能寺での信長の最後の晩餐にも供されたそうです。(出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』一部参照)

富山などでは結婚式の引き出物に大きな鯛の形をした蒲鉾を頂いたことがあります。祝いの象徴なんでしょう。すこし、色合いは白と赤の派手派手ですが、海に近いため新鮮な材料のため、味は美味しいです。

大鯛と同じくらいの大きさの一匹の蒲鉾です。生で頂き、煮物にして頂き、炒め物にして頂き、焼物にして頂き、和え物にして頂きやっと食べつくすことが出来ました。

蒲鉾は「板わさ」で一杯どうですかね。わさびと蒲鉾の一対一の真剣勝負です。単純だからこそ素材の勝負です。昼下がりの午後に蕎麦屋で一杯なんとなく大人です。池波正太郎の世界にあこがれます。

蕎麦屋に行ったら「しっぱくそば」よく食べます。一度ブログで紹介しましたが、おかずが乗っているかやくそばみたいなものです。玉子焼き、味付け椎茸、のり、蒲鉾、麩など形は決まっていませんが、「煮含めた椎茸」「卵焼き」「かまぼこ」は「しっぱくそば」の三種の神器です。

幕の内弁当にも「かまぼこ」が必ず入っています。「焼魚」「卵焼き」「かまぼこ」は幕の内弁当の三種の神器です。

「かまぼこ」なかなか格式が高いです。やんごとなき身分の方も口にされるものですから格式が高いのかもしれません。

それに比べ本来のかまぼこであるにもかかわらず、「ちくわ」は格式が低いですね。チーちく(チーズちくわ)や竹にさしたままの焼ちくわなど、いっぱい飲み用の低い扱いです。

和え物にしても、揚げ物にしても、煮炊きものにしても、材料が魚だけに出汁も出ます。焼いても美味いです。真ん中の穴に何か詰めても美味いですよね。キュウリなんてポピュラーですが、庶民的な味です。マヨネーズ付けて下さいね。わさびもあれば最高です。

なにか一品足らなければ、夕食に晩酌のお供に最強のパートナーとなってくれる頼もしい奴です。

いつもそばに居過ぎて、光が当たらないスターたちを今一度見直す機会があっても良いですね。難しい言葉で言えば、魯山人の『変形「座辺師友」』かも知れませんね。

そんなスターたちに見守れながら日々生活しています。たまには、貴方がスターを見つけ上げるのも悪くありません。そこに工夫と楽しみが隠れています。
こんなささやかな楽しみを見つけられたことに今日も「感謝」です。

ささやかなことを見つけたり発見したりすることは驚きであり、楽しみでもあります。身の回りにお宝眠っていませんかね。そこに「幸」ありですよ。

今日も長々とした取り留めのないブログにお付き合い願いましてありがとさんです。