''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

黒門市場より、生そば「みなと」より

黒門市場(くろもんいちば)は、いわゆる大阪ミナミに位置する商店街である。
住所表示では、大阪市中央区日本橋に位置する。
円明寺市場の名はかつて市場の付近にあった寺による。この円明寺の山門が黒かったことから「黒門市場」の名が生じた。円明寺自体は現存せず、明治の終わり頃になくなったといわれる。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より抜粋)

京都の錦市場、明石の魚の棚(うぉんたな)と自称市場めぐりハンターとしては、日本橋に来た以上、散策です。魚屋が多いですね。とくにこの時期、河豚(ふぐ)が目に付きます。
立派なトラフグは美味そうですね。てっさ、てっちり、皮の湯引き、と目が釘づけになります。
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活気もあります。昼はすでに3時を回っていましたが人手も多いです。
帝(みかど)を出てからすぐに福屋で朝ごはんを食べましたが、そろそろ遅い昼ごはんです。
この辺には飲食店もありますが、4日の夜は焼き鳥とお酒を「きらく」でたらふく頂きましたので、カロリー調整です。軽めの食事にしたいと思っていました。

何気なくふらつくこと、ハンターの目に止まった一軒のうどん屋、いやそば屋です。
その前を通ると出汁(だし)の香りが違います。
昆布とカツオの出汁がします。
もちろんサバ節の香りもしますが、科学的な匂いがしません。

最近もうどん屋も、出汁も取りますが、出汁屋の作る出汁を使います。希釈して使います。お安い立ち食いうどんなどは典型です。でも良く出来ています。ヒガシマルや創味の出汁などは、家庭では手軽で美味しい昼ごはんになります。

関西ではこれが土曜の昼ごはんの定番ですね。
これに吉本新喜劇を見ながら昼ごはんです。テーマソングと共に「パブロフの犬」状態です。 懐かしいです。

こちらは「みなと」ではそうした科学的な匂いがしません。
昔ながらのうどん屋、そば屋の香りです。
その匂いに誘われて入店です。
やさしそうな年配のご主人です。
「昆布そば、お願いします」
「3分ほど、お時間もらえますか?」

3分と言うことは看板どおり「生そば」を茹でるようです。
待つことしばし、やはり茹でたそばを水で一度〆て、再度お湯で温めます。
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「昆布そば」の登場です。
とろろ昆布とねぎが乗っています。
シンプルなだけにごまかしが利きません。

天ぷらそばは、天ぷらの味や油の味が加味されます。
こちらはシンプルなそばと出汁の楽しみです。
ここで一杯呑むなら、やはり私の定番「しっぱくそば」です。
ここのメニューには見つけることは出来なかったです。あるのかもしれません。

そばは普通のゆでそばと違い、すこし芯があります。
うまいです。腰を感じます。
出汁もよく利いています。科学調味料の味はしませんね。
天然素材の味です。
科学調味料に慣れていると味に物足りないと感じるかも知れませんね。
素材の持ち味です。

市場ならではの出汁の利いた仕事です。
一気に口中にそそぎ入れました。
満足です。一杯のそばに放心します。カロリーもセーブ出来た上に大満足のそばでしたね。

探せば有名店もあります。すぐ近くにカレーうどんの有名店があります。
ネットで調べてもそば屋うどん屋の類にこの「みなと」出てきません。
夫婦でやられているようですね。
ご主人のこだわりがしっかりと感じます。

食べ物から、いろんなことが計り知れます。
作者のメッセージがあるはずです。
それを感じられるように勉強です。

ヒントをもらいながらスルーしてしまった箇所はいくつもあるはずです。
修行が足りません。ポイントを逃したか誰も教えてくれません。
それだけにあくなき追求です。
自分の五感を研ぎ澄まして、旬を感じたいです。
「真味是淡也」(『菜根譚』より)あっさりしたものの中に本当の美味しさがあります。

それにしてもクタクタの2日間でしたが、たっぷりと時間を楽しめました。
京都からでも1時間30分ほどの旅です。楽しめました。
こんな時間を過ごせたことにやっばり感謝です。ありがとさんです。

最後までつたない旅行にお付き合い下さいまして、本当にこころよりお礼申し上げます。