''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

しゃこの塩茹で一杯です。

しゃこは、シャコ、漢字では蝦蛄とも書かれるものは、軟甲綱 トゲエビ亜綱 口脚目・シャコ科に属する甲殻類の1種と言う事になります。
寿司ダネなどでよく見かけます。地域によって、別名にガサエビ、シャッパなどとも呼ばれています。
あのしゃこです。カタカナ表記も多いです。

昨日の仕事の帰り、夜遅く24時間営業している大型スーパーによってから帰宅しました。
こんな時間から晩酌です。
ご飯物は食べないようにしています。
軽いおつまみ程度の晩酌です。

鮮魚コーナーでしゃこを見つけました。
しゃこと来れば、塩茹でです。
早速帰宅して塩茹でにしてみました。
イメージ 1

見た目は少しグロテスクです。
エイリアンのような格好ですが、関西では甘いタレが乗った寿司ネタのイメージです。
回転している寿司屋では、あまり見かけないです。
実は浜値でも安いものです。

底引きするとゴミと一緒に取れるものだとも聞きます。
硬い殻と棘に悩まされます。
口にも指にも棘が刺さります。
大変鋭利な棘です。

殻をむくのが大変です。
途中でよく折れて商品価値もなくなる事も多いです。
ですから、回転する寿司ネタにはあまり見かけないのも分かります。
寿司ネタで、しゃこが大好きと言う人も少ないですね。

でも塩茹ではなかなかオツな味わいです。
殻を周りからむいて、塩をつけて食べる。その繰り返しです。
甘みもあり、香りもあります。

エビとも違う独特の食感です。
あつあつ塩茹でが一番だと思います。

剥いては、発泡酒、剥いてはお酒とリズミカルです。
行儀か悪いですが、かぶりつきます。
チュチュと殻に吸い付きます。
豪快な塩茹での食べ方です。
今が旬の食材でもあります。
山盛り買って400円ほどでしたね。

食べるには、すこし勇気も必要です。
指と口は少し棘で指されて腫れています。
美味しいものには、綺麗なものと同じで棘(とげ)があります。

しゃこよく見ると蟷螂(かまきり)にも似ています。
なんても昆虫的な表情です。
海にもこうした生き物がいます。
海のそこで生活しています。

人の社会でも多くの人がいます。
その多くの人の中でいろいろと悩まされます。

同じ日本人ですら、そうです。
同じ関西人ですら、そうです。
世界の人が話して判りあえるはずはありません。

それでも同じ人間です。
生活も宗教も考え方も違います。
米を食わない民族に米のうまさは分かりません。
いもを主食にしない人種に、主食のいものうまさは分かりません。

食べ物は難しいです。
宗教によっては、ウコロのない魚を食べないとする宗派もあります。
そう来ると、エビもダメ、鰻もアナゴも鱧(はも)もダメです。
しゃこの味わいも楽しめません。

日本にあって新鮮なものが食べられるから、日本の宗派では、食べられないと言う事はありません。
魚や肉を食べずに精進されている方もおいでの事実もあります。

日本にいるなら、島国日本なら、魚はありがたいです。
海の幸もありがたいです。
何気ない食生活にも、偶然の偶然があります。

違う国に生まれていたら、知りえない旨さですからね。
あえて日本に生まれて来ました。
日本人として生きるのが天命です。
いやいやでなく、「喜んで」といいたいです。(居酒屋じゃないけどね)

一日の慰労の手酌酒です。
それでも、一杯を呑める少しの時間と気持ちのゆとりに感謝です。
肴は海の幸です。
この上ない喜びです。

これを生かされていると言わずして、言葉がないです。
ありがたいと感謝の念が沸き出ります。

何気ない生活に角度を変えて物事を見る。
見えて来ない世界も見えて来ます。
今ある幸せも見つけて、感謝できることは素晴らしいです。

仏法では、食も修業です。
「よかった」フィルター付けて物事を見ると、もっと「しあわせ」が見えます。
こんなしゃこからも「よかった」感じましたよ。

最後まで長々お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。