''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

初めての胃カメラを前に、敗チーズ。

朝から少し日差しの見えた曇りの京都です。
昨日の夜から、なかなか寝付けませんでした。
昨日も書きましたが、人生初めての胃カメラ検診です。
人間ドックで、午前中を過ごしました。

京都の駅の中にあります。
ホテルグランビアと同じ建物です。
京都駅から0分、中央改札から10メートルほどでしょうかね。

高級なホテルのようなドックです。
エレベーターも専門ゲートです。
チンとドアが開けば、ホテルの小さい受付のような感じです。
コンシェルジュエを探しました。

あの支配人さんのような方をですね。
傷ついたジュリア・ロバーツに手を貸してくれたのがホテルの支配人(ヘクター・エリゾンド)ですね。

それは『プリティーウーマン』ですよね。
大好きな作品です。
それとも、石ノ森章太郎原作の『HOTEL』(ホテル)の赤川一平役の高嶋政伸をイメージしましたね。

しかし、病院ですので、きれいな女性の受付の方でした。
検査着の上下のトレーナー(どうも新品のようです)に着替えます。
ホテルの接待かと思うような、下にも置かない扱いです。
検査に来ている患者でなく、お客様としての意識が強いようです。

保険組合を利用しての人間ドックなので、3割負担です。
すべて個人負担なら、基本検査で4万円を超えますからね。

ソファーに腰掛け、検査の担当者や技師さんは、回った私の顔の位置より下の位置でご接待です。
「ボトル入れてよ」って言いたくなります。
そんなラウンジかと、みまかうばかりです。

対応も大変丁寧です。
検査が一つ済むと、ラウンジのようなソファーに腰掛けて時間を待ちます。

窓からは、駅のアケードが見えます。
上には、空中歩道が見えます。
駅の中ですからね。
景色も悪くないです。

一つの検査を済むと3分もしないうちに、次の担当者が、名前を○○さまと声がかかります。
次の担当者が、担当者の部屋に案内してくれます。
基本的な検査、レントゲンやら、内臓のエコー検査、身長体重、聴覚、視覚、呼吸器、採血と瞬く間に、最終ラウンドですね。

胃カメラです。
革張りのリクライニングの仕掛けられて、まずは撮影用の薬剤を飲みました。
変てこな味です。

次に、右左、一方づつに液体麻酔を散布されました。
鼻からカメラを入れます。
すこし時間を置いて、鼻に粘液の麻酔ですね。

これまた麻酔の効く時間を、ソファーで過ごします。
麻酔の効いたのを確認して、隣のカメラの部屋です。

担当の先生がおいでです。
鼻からカメラが入ります。
結構、鼻の中いっぱいです。
ぎりぎりでしょうね。

6.5ミリほどです。
意外と太いです。
部屋を暗くして、右上にモニター付けながら、カメラが我胃を進みます。
「うーぇー」って感じです。

胃の中を何か走っています。
はっきり分かります。
鼻からカメラ入れているので、会話は出来ます。
しゃべる気にはなりませんがね。

初めて見る我胃です。
ピンクです。
チョーきれいなピンクです。

食道から胃の中に入る時、ヒダヒダが見えます。
牛で言えば、ミノですね。
見る限りでは、テッチャン風ですね。

「ここで写真を撮りますよ」との声に、小さく腰元でピースするアホな私です。
その瞬間だけ、にっこりしました。
写真写りがいいようにです。
悲しいサガです。

早く終わってと苦しい中、4枚ほど記念写真です。
その瞬間だけは、「おえー」とは言わずに、笑った表情です。
看護師さんも、先生も不思議に見ています。

苦しかった検査です。
笑ったのには、理由があります。
朝日放送ABCテレビ)『クイズ!紳助くん』(クイズ!しんすけくん)で紳助氏が番組で言っていました。

検査と思うから、苦しいのだとね。
「プレー」と思えとね。
いい加減なこと言ってと思いましたが、今日はその「プレー」だと馬鹿げた・ふざけたことやっていると思った以上早く楽に終わりました。

もちろん、その手の趣味はありません。
笑いのプレーです。
人生苦しい時も、これは「プレーだ」と思える人は幸せです。

苦しい時もありますからね。
しかし、聞いていたよりは、プレー効果で楽に出来ました。
知らないと大変不安です。
苦しいことになります。

要するに、医療といいながら、医術は技術です。
医師の上手下手が、大きく左右します。
未だに咽に何か入っている異物感はあります。
咽に出血があるのでしょう。
唾液にすこし血が混じっていました。

カメラの記念撮影の後、5分ほどで検査の結果説明がありました。
さすがですね。
血液検査も心電図のレントゲンも胃カメラの写真もすべてカルテに存在します。
もちろん、後ほど自宅に結果の書類が届きます。

すこし、コレステロール値がほんの少しだけ高かったのと、痛風ですから、尿酸値がすこし高い目なのが気にかかりました。
肝臓に石が見つかりました。病的なものではありません。
それに胃の中にも、小さいポリープがありましたが、病的なものではないようです。

一番心配していた肝機能の血液検査は、どの項目にも引っかからなかったです。
ありがたいです。
すこし、胃の中にあれがあったのも事実ですが、きわめて健康の範疇です。
深夜の晩酌も、これまた程々がいいようです。

お腹が減りました。
麻酔の加減もありますので、時間を空けて、昼過ぎに何か食べたくなりました。
京都駅と言うといろんな名店があります。

私は、そんな名店でなく、昔から馴染んだ中華のラーメンをチョイスしました。
五楽の什景湯麺(五目そば)(460円)と焼飯(400円)です。
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いつもはこんなに注文しませんが、やはり昨日夜から、昼過ぎまで何も食べていなかったので、お腹はペコペコです。
麻酔も程よく解けて、お腹が鳴っています。

とんねるずのあの「きたミシュラン」に出てくるほど汚くはないですが、昔から通っている店です。
たぶん普通の方が食べたら、「普通」と言うと思いますが、なかなか私の壷にはまっています。

中でもラーメンなら、什景湯麺(五目そば)か、中華丼をオーダーする事が多いですね。
中の具材は、ほとんど同じです。
郷里で食べた、今はない中華屋さんの味に近いからでしょうね。
麺だいぶ違いますが、味付けが一昔・二昔の、町の中華屋さんの味が、どうもしっくり来ます。

あっという間に完食です。
昼時には席がいっぱいになります。
大抵の方が、特別定食か、ラーメンと焼飯を注文します。

結局ここにしましたね。
私の最後の晩餐、ここの什景湯麺(五目そば)も両手の中に残ります。
お手軽な値段に感謝です。
おやじさん、元気で続けてよね。

うらぶれた場末の中華が似合うのが嬉しいです。
後何度食べられるかと思うと、いつしか塩味に感じられるセンチな私です。

検査結果も五目そばにも感謝です。
どちらも手順が大切です。
こんなオチで堪忍して下さい。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせることを、祈るばかりです。

最後まで、ラーメンのそばのような長い話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。