''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

寒い日は、ブリの造りで、熱燗呑もう より。

少し肌寒い気温です。
こうなれば、晩酌はすかさず、日本酒の燗酒の時期になりました。

燗酒と言っても、いろいろあります。
基本的に、燗にして美味しいお酒と、そうでないお酒があります。
燗して美味しくなるお酒を、燗上がりすると言います。

日本に生まれて良かったと思う瞬間でもあります。
世界の中では、日本酒は甘いお酒だと分類されることが多いです。
確かに、米の汁ですからね。
糖分が強いです。

アルコール度数も、14~16℃とスピリッツ感も薄いです。
ただ、醸造したての日本酒は、もう少しアルコール度数も高い目です。
呑み易くなるために、薄めています。
呑みよいほどになっているのが、いいですね。

昔の呑み屋さんは、ブレンドにして水で薄めて、販売していることもあったので、店によっては味が一定ではなかったはずです。
今では、そうした店も少なくなったと思います。

一口に燗酒と言っても、6種類ほどあるます。

飛び切り燗(とびきりかん) 55度前後
熱燗(あつかん) 50度前後
上燗 45度前後
ぬる燗 40度前後
人肌燗 37度前後
日向燗(ひなたかん) 33度前後 (Wikipedia参照)

やはり、私の好みは上燗から熱燗の間です。
上燗と言えば、やはり、「上燗屋 へいへいへいと 逆らわず」なんて西田當百の川柳を思い出します。

歴史的に言えば、平安時代の御世、天長2年(825)10月、嵯峨上皇が交野ケ原に遊猟の折、閑院左大臣藤原冬嗣が燗酒を薦められたと、我愛読書『梅安料理びよみ』(池波正太郎著 佐藤隆介・筒井ガンコ堂編 講談社文庫)の「茶わん酒」の項目に出てきます。
ですから、藤原冬嗣が燗酒の祖と言うことになるだろうと記されています。

この時の燗酒は、白酒みなたい甘いお酒です。
やはり、清酒を燗酒にしないと飲みにくいです。
現代のいいお酒を燗して頂けることは、ありがたいです。

懐が温かければ、いいお酒も呑めるんですが、安いお酒でも味さえ、悪くなければそれでいいです。
安いと言っても、糖類と酸味料の含有しているのは、避けています。
そこだけは、見て買っています。

「酒は燗 肴は刺身 酌はタボ」 
こちらも、酒好きには、いい環境の川柳です。
燗酒に、刺身は合います。
もちろん、煮物や鍋も相性がいいです。

その中でも、刺身は一番かもしれません。
店屋では、造りと呼ばれることが多いです。

料理屋さんや料亭などの会席料理や懐石料理では、向附と呼ばれます。
手前の両椀(飯椀と汁椀)の向こう側に置く為、そう呼ばれます。
酢の物の事もありますが、大抵は刺身を差します。
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この日は、ブリの刺身でした。
アロマっ子さんから頂いたすだちを添えます。
ブリも漢字で書くと、鰤、魚片に師です。
何となく、出世魚のいいイメージです。

寒くなって来た時期の寒ブリは最高です。
山辺りで採れた「キトキト」の寒ブリが、美味いでしょうね。

新鮮なら、魚の臭みもありません。
カマの部分の塩焼きも美味いです。

加熱しても、生でも美味い魚は、本当にありがたいです。

これだけ、燗酒が美味く感じます。
手酌の酒です。
こんな時、お酌があればと思うのは、男の常ですね。
ですから、川柳の「酌はタボ」のタボは、美人のことです。

位の高い人は、手酌しません。
手酌の酒は、下賎な慰労酒です。
いえいえ、それが一番です。
人に注いだり注がれたりするのは、気を使います。

ドラマやバラェティー番組見ながら、「なんでやねん」と突っ込み居れながら、頂く燗酒が美味いです。
へいへいへいと独りで言いながら、の『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』歌番組なんかもいいですね。

とりあえず、少しゆっくりしたいです。
そんな時は、やはり燗酒が、心にも体にもいいです。
やはり、呑み過ぎないようにしないといけません。

ゆっくり呑める時間もないといけません。
そうした時間が得られることに、感謝です。

日々の暮らしの中、ささやかな幸せが、落ちています。
疲労だけです。
ありがたい仏縁のお蔭です。
ありがとさんです。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、勘違いの話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。