''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

とんちりの小鍋だてで、晩酌を致します より。

朝から肌寒いです。
季節が少し前に行きました。
そんな気がします。

今日は、訳有って5時起床、6時に家を出ました。
朝のスクーターに向う風の冷たい事です。

今夜も、熱燗が欲しくなります。
先日の晩酌は、とんちりでしたね。
ちりなどという上品なものではありません。
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白菜と豆腐と豚肉の常夜鍋です。
強いて言えば、とんちり鍋です。
ポン酢の味わいがいいですね。
豆腐も美味いです。

椎茸もエノキも、少し入ると美味いです。
赤い人参と水菜の青みの対比が、いいでしょう。
食欲をそそります。

豆腐ほど、この年になると、ありがたいものはありません。
ポン酢の相性もいいです。

美食家魯山人は、ポン酢でなく、しょうゆを直接かけて頂くのがお好きなようです。
もちろん、鰹節の薬味を入れる。
だし昆布を入れて土鍋に煮る訳です。

薬味が凄いです。
ネギのみじん切り、ふきのとう、うど、ひねしょうがのおろしたもの、七味とうがらし、みょうがの花、ゆずの皮、山椒の粉とその数も多いです。

それじゃ、味が濁って、豆腐の味が消えそうですね。
その中でも、ねぎは外せないと、我愛読書『魯山人味道』の中「美味い豆腐の話」に書いてあります。

凄いのは、箸は、杉箸に限定されておられます。
もちろん、銀の網匙があればいいとも記されています。

美味い豆腐を食べるなら、ズバリ京都に限ると、ズバット書いてあります。
水がいいのが、その理由です。
凄い御仁です。
東京にも、昔、笹の雪という名物の豆腐があったと、記されています。

確かに、京都には、湯豆腐の名物の店も多いです。
しかし、湯豆腐のセットで、2500~3000円は、少し高いと思います。

まるで、水商売みたいなお店も多いです。
一丁200円ほどの豆腐で、その価格は、やはりぼってます。
正義の名において、如何なものかと思います。

正義の味方で、ズバット解決するなら、『快傑ズバット』(1977年(昭和52年))でしょうね。
原作は、石森章太郎氏です。
宮内洋さんの演じられた特撮ヒーローモノです。
ちょっと懐かしいです。

何をやっても日本一の私立探偵・早川健が主人公です。
何をやらしても一番と豪語します。
もちろん、料理も一番です。
じゃ、板前になればって、感じでしたね。

魯山人も、料理は得意では有りませんが、その持って生まれた感覚は凄いです。
盛り付けであったり、味の濃淡であったりと、センスがいいんです。
子供の頃には、そうした才能で、イノシシの肉を上手に購入しています。
イノシシと来れば、牡丹鍋のシーズンが近づきますね。

丹波篠山の牡丹鍋が食べなくなります。
しかし、味覚も音楽や絵画のような、特別なセンスが必要です。
芸術にも通じるそんな感覚を、大正から昭和にかけて、世に広めた魯山人の功績は大きいです。


魯山人に見習って、湯豆腐だけなら、鰹節たっぷりの醤油ベースの頂き方して見たいです。
私は薬味は、ネギとしょうがぐらいにしておきます。
もちろん、イチラーですから、一味唐がらしをフリフリします。

ネギは美味いです。
鍋にも、味噌汁にも、ネギは必要です。
あるとないでは、別物の味に感じます。

今晩辺りは、見習って湯豆腐で、熱燗呑んで見たくなりました。
先日のとんちりも美味かったですよ。
小鍋だてと言うのが、ちょっとそそります。
もちろん、手酌の慰労酒です。

それがありがたいです。
体も健康で元気に日々の暮らしが送れる。
これに勝る幸せはない。

やはり、酒は百薬の長です。
命を削る鉋とも言われますが、私には玉箒です。
なくてはならない道具かもしれません。

日々の暮らしの中で、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁に感謝しています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。