''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

暑い時にも、温奴の薦め より。

今日も暑かった京都です。
昨日の雨が、嘘のようです。
とは言え、気温が高いのも事実です。

この節電モードにも関わらず、平然と設定温度の28℃を、20℃以下にいじる奴もいる。
そして、キンキンに冷えたお茶しか、お茶でないような愚かな振る舞いをする人も多いです。

これで体調が悪くならないわけはずがないです。
夏なんですから、暑いんです。

それを、科学的な機械で、冷たい空気を出している。
そんな寒いように部屋で、まだこでもかと言うくらいに冷たいお茶を飲んで、人間らしい暮らしと言うことに、矛盾を感じます。

やっとエアコンの効いていない我が家に帰宅すると、玄関から裏庭へ吹く自然の風が、心地よいです。
この時間なら、少し寒いくらいです。
風邪ひきそうです。

玄関の扉を閉めて、裏庭の窓だけ開けて、扇風機を回すくらいが、私にとって適温です。
これでも、まだ寒いと感じますね。

やはり、日本家屋の良さを感じますね。
夏涼しく、冬暖かいです。
土壁のひんやりした感触が何とも言えず、住み良いです。
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先日も暑い最中、晩酌タイムには、冷たい冷奴でなく、湯豆腐風の温奴にしてみました。
我が家では、夏でも鍋もします。
それ以上に、体を温める温奴が好きです。
湯豆腐ではなく、温奴です。

何が違うのか、それは出汁で煮ていないんです。
ただの温かい豆腐です。
その分、上から、鰹節をかけたり、出汁をかけることもあります。

お湯で一緒に煮たしめじなどのキノコもいれます。
この日は、残っていた水菜もボイルして、添え物にしました。
刻んだネギに、鰹節、そして、お決まりの一味唐がらしをフリフリです。

出汁醤油で食べてもいいし、麺汁に少し醤油で味付けたものでもいいです。
さっぱりと、ポン酢醤油で頂く手もあります。
その日に因って違います。
それも楽しみの一つです。

とは言え、出汁で煮ていない分、豆腐の香りと味がします。
もっと平たく言えば、豆腐臭いと言えば、分かり易いです。
子供の頃嫌だったその匂いが、今は豆腐の香りに感じます。
「豆食っているなぁ」っていう感じです。

そこに、醤油の持ち味と、ネギや鰹節の薬味の美味さが、加味されます。
鰹醤油もいいですね。
昆布醤油も悪くないです。

出汁で煮た湯豆腐は、京橋の駅前「まつい」のあの薄い130円の豆腐には勝てないです。
出汁を豆腐が吸い来っています。
ネギと鰹節の山に、これは料理だと感じます。
この手間した湯豆腐を、帰宅してから、自宅では作れません。

それなら、豆腐の持ち味を変えることなく、温かい豆腐に、薬味と醤油ベースのタレをかけると言う冷奴バージョンを、付け加えただけです。
少し発想の転換ですが、これなら家でも味わえます。

湯豆腐用のタレでも、醤油でもいいです。
家で作るなら、濃い口醤油、味醂、出汁を、1対1対3の割合なら甘い目の湯豆腐のタレになります。
夏の暑い最中なら、ポン酢も外せません。

醤油のかかっていない所に、タバスコをフリフリします。
これがなかなか癖になります。
ネギの香りと、豆腐の甘み、それにタバスコの酸味が、まさに三位一体の攻撃をしてきます。

薬味に、ネギだけでなく、茗荷も刻んだものを添えてもいいです。
ちりめん山椒も、フリフリしてもいいです。
何でもいいんです。
家に余っているものを、フリフリして見るわけです。

少し前に流行った食べるラー油もいいかもしれませんね。
私は、まだ試していません。
ネギと鰹節と一味唐がらしは、欠かせません。

お手軽な温奴なら、ビールでも、冷の日本酒でもいいです。
キンキンに冷えた冷酒より、少し冷えた位の日本酒が美味いと感じる年です。
日向で火照った体には、ほんに冷えた日本酒でも、冷たく感じますからね。

「これ、植木屋さん」
そんなご隠居さんの声がかかる落語「青菜」を思い出します。
あちらは、「直し」ですが、こちらは、「安し」です。
お酒ですから、金銭の多寡に、変わりはありません。(とは言え、多少あると思います)

安酒でも、手酌でも、慰労の酒であろうと、ありがたいです。
元気で、働いて、そして、晩酌出来るんですからね。
自分の分を知っています。

今ある事に感謝して、湯呑みの酒を煽ります。
「うまい」
これを幸せと言わずして、どこにあるんでしょうか?

上を見ても、下を見ても、キリがありません。
自分の分にあった暮らしが、そこにあるだけです。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せはあります。
ありがたい仏縁に感謝して、暮らさせて貰っています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も明日も、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、気分を切り替えるオンの話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。