13日夜の中秋の名月のどうでしか?
小さな子供の居る我が家では、そこまで余裕がないかったです。
今年も夏も、夜に花火を2度ほどした位です。
お風呂に入って、食事をしてからの夜の催しモノは、なかなか難しいです。
今年の月見と言えば、嫁手作りの月見の団子です。
カロリーを考えて、白玉粉に豆腐を混ぜているとのことです。
いろいろと月と兎をあしらったグッスが、勢ぞろいです。
白玉団子は、3歳児ゆうゆうがお手伝いしていましたよ。
団子を丸めて、何かと楽しそうでした。
自分が手伝ったと思うと、何か気持が違うみたいですね。
ささやかな月見団子だけの月見です。
月と兎と言えば、「げっと」とルビを振られることが多いです。
なかなか読みにくいです。
兎と言えば、月の居るモノだと子供の頃、聞いていました。
日本から見える月の景色ですからね。
私の愛読書の一つ、『鬼平犯科帳』の中でも、兎と言えば、「万七の兎汁」と名が出ますよね。
兎は食べたことがありませんので、私の中では、食べたいのは、『あきれた奴』の中に出て来る、濠端の「餡かけ豆腐」「けんちん汁」の方です。
秋のこの時期の豆腐は、美味いです。
豆腐は、基本、温奴にして頂く事が多いです。
夏場の冷奴もいいですが、夏場でも、温奴がいいです。
温かい方が豆腐の豆の感じが楽しめます。
湯豆腐のように、出汁で温める必要はありません。
お湯で温めただけの温奴も、上に餡かけを乗せてもいいし、とろろ昆布とすりおろした生姜、出汁醤油でも、ポン酢でも、普通の醤油でもいいです。
一味をフリフリしてもいいです。
夏バテしたら、絶対にすりおろした生姜が合います。
すりおろした生姜を多い目に作って、池波正太郎氏のお好きな生姜飯もいいですよね。
食欲が進みます。
花より団子の、団子よりお錫がいいです。
お錫とは、お酒の事ですよ。
やんごとなき方々は、お酒を「ささ」と呼ばず、「おすず」と呼ぶようです。
錫の酒器で燗すると、体にいいと、今でも錫の酒器で燗お店もあります。
そりゃ、この時期なら、冷も美味いが、燗酒もお薦めです。
通人ぶって、チロリで、燗を付けるのも、風情があります。
鳩燗までいくと、少し不便です。
小遣いが潤沢にあるなら、京都の錦市場の有次で、チロリを買いたくなります。
もちろん、チロリより庖丁がメインですけどね。
道具を店内で見るだけでも楽しいです。
この時期、京都が懐かしくなります。
錦市場で、酒の肴を調達して、鴨川近くに腰を付けて、風情を感じながら、時間を過ごしたいです。
数年前なら、日曜日昼ごろに塩小路の桜湯の風呂屋に行って、そのまま鴨川を散策しながら、五条辺りの鴨川べりで、遅い食事と酒を呑んでいたモノです。
懐かしいです。
すでに、嫁も子供も居て、そうした自由はなくなったけど、それはそれで楽しい毎日です。
子供が居ない生活には、戻れません。
ささやかですが、幸せな日々を過ごせてもらっています。
ありがさんです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。