連休過ぎてから少し季節が前に進んだ気がします。
寒いとなれば、酒飲みには嬉しいことも多い。
晩酌タイムに、鍋が出ることも多い。
それに、熱燗が楽しめる。
古来酒は、冷が美味いと言います。
冷と言っても、冷酒ではありません。
常温の酒ですね。
少し季節が秋口から初冬の頃には、冷が美味いです。
ただ、寒くなって来れば、燗酒も美味いです。
燗して美味い酒は、燗上がりすると言います。
燗して美味い酒もあれば、冷たくするほどが美味い酒もありますからね。
冬になれば、燗酒も、ご馳走です。
肴は、刺身が上等と言われる風潮があります。
酒は燗 肴は刺身 酌は髱(たぼ)と言われます。
庶民の中では、燗酒と言えば、関東煮か、おでんと相場が決まっています。
「おやじ、玉子と大根」と屋台の店主に、好みのネタをするわけですよね。
もちろん、「熱いの頼む」と燗酒を注文した後にね。
おやじと雑談するのも、風情です。
おやじは、へいへいへいと相槌をうちだけです。
「上かん屋 ヘイヘイヘイと さからはず」 と西田當百の有名な川柳が思い浮かびます。
酒呑みと言うのは、勝手なものです。
気分良く飲ませてくれると、嬉しいものです。
我が家でも、関東煮(おでん)が食卓に上ります。
大きな鍋に、好きなものを中心に炊き込みます。
蒟蒻、大根、蕪、ごぼう天、牛すじ肉、平天、玉子等々、とりあえず一皿目にして、燗した酒も用意しております。
手酌の酒です。
岳父所蔵のぐい呑みを嫁の許可を得て使わせてもらっています。
岳父は下戸でしたので、所蔵欲を満たしておられたと思いますね。
いろいろと茶の湯の茶わんや香炉もあって、季節季節に嫁がお薄を点ててくれます。
5歳児ゆうゆうも、一緒にお薄頂きますよ。
5歳児ゆうゆうも、小さいながら、ハーフサイズにして、一通りの関東煮を盛り付けて、食べさせています。
最近は、蒟蒻も食べます。
一番最初に触手を伸ばすのは、好物の玉子ですね。
玉子大好きゆうゆうです。
関東煮もたっぷり作りましたので、次の日は味がしゅんで美味くなりますね。
ありがたいことです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。