2月も半ばを過ぎようとしているのに、寒いですね。
そりゃ、2月上旬でも関東地域でも大雪警報のニュースが出るくらいです。
連休もコロナ禍では、市中に出回るようなことも避けて、家籠りしていました。
寒いとなれば、晩酌に熱燗を呑みたくなります。
酒呑みの至福の時かもしれません。
鍋も美味いが、関東煮(おでん)もいいです。
映画やドラマのシーンなら、屋台で関東煮(おでん)かもしれませんね。
それでいて、屋台のおやじが、心地よい相槌を打ってくれて、酒呑みとしても、心地よい時間が過ごせる雰囲気です。
「上燗屋 へいへいへいと 逆らわず」と、西田當百の川柳を口ずさみます。
うーん、素敵な川柳です。
小料理屋なら、おかみさんが、熱いのをお一つと、酌をして貰える雰囲気がいいですね。
我が家では、手酌酒です。
不満はありません。
隣で、6歳児のゆうゆうが、時折こちらを向いてくれます。
それはそれで至福です。
もう少し大きくなったら、お酌してくれるかもしれません。
あくまでも、勝手なイメージです。
「お父さん、お酒の匂いがする」って、よく言われます。
未だ嫌がったりしていません。
家族団らんの食事に、関東煮(おでん)は重宝します。
休日の昼間に、大根や蒟蒻やすじ肉など、下処理して置きます。
それも、それで、私としては楽しいです。
大きな鍋に、昆布を入れて、出汁を効かせて、下処理したモノから、鍋に投じます。
蒟蒻が一番味が入り難いと言われています。
入り難いと言えば、禅の言葉、禅語に「佛界易入魔界難入」(佛界は入り易く、魔界は入り難い)と言うのがあります。
一見すると、その真逆だと感じますよね。
魔界の方が入り易いと言う認識です。
その衆生の多くは、迷いの海に頭出頭没して、地獄餓鬼等の魔界にさまよっているモノも少なくないと聞きます。
佛の世界に救いを求めるのが、一番簡単な方法かもしれないですね。
関東煮(おでん)も、ごった煮と思えば、それそれの味が主張して、持味が出ません。
それなら、関東煮(おでん)も単なるごった煮のはず、でも関東煮(おでん)はそれぞれの持味を生かすようにしてやるのが、料理の仕様です。
下処理をして、持味を最大限に生かした上で、味を濁さないのが、美味い関東煮(おでん)だとも思います。
出汁は、京風の薄い出汁にして、旨味もたっぷり含ませています。
熱々の関東煮(おでん)の一皿に、幸せを感じます。
6歳児ゆうゆうは、味のしゅんだ大根が好きです。
岳父由来のすじ肉も大好きです。
一番好きなのは、よく煮込んだ玉子でしょうね。
家族団らんの関東煮(おでん)が、体も心も温めてくれます。
ありがたいことです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。