''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

ゴールデンウィークの京都お泊り家族会 観光編 より。

昨日に続いて、お泊り家族会の記事です。
昼ごはんを、伊勢丹のレストランで食べた後は、バスで目的地金閣寺に向いました。

京都市のバスは、意外に分かりにくいです。
事前にバスの運行経路を調べないといけません。
でも、外人さんは器用にバスを利用されています。
この辺は、凄いですね。

まず、前日にバスの一日乗車券を購入です。
1枚500円です。
京都市のバスは、一定の範囲ないなら、一区間220円です。
ですから、3回以上利用するなら絶対にお徳です。
それ以上に、バスのより間違いも多いです。

そんな時でも、一日乗車券なら安心です。
これが、後で助かる事になりました。

京都駅から、205のバスで行く予定にしていましたが、先に101のバスがやって来ました。
どちらでも、目的地の金閣寺には到達出来ます。
ただ、ルートが違います。
101なら、二条城、一条戻り橋、晴明神社北野天満宮平野神社、などを通りますので、目的地が一緒なら、便利です。

それらの観光名所を見ながら、金閣寺に向いました。
我が家では、それらの名所で下車せず、一気に金閣寺を目指すタイプなんです。

京都駅から、かれこれ40分近くは乗っていたでしょうかね。
金閣寺に到達しました。
午前中の雨の影響で、観光客はいつもより少ないとは言え、やはり多いです。

拝観料400円を支払って、護符を頂きます。
これが、拝観チケットの代わりです。
パンフレットもここで頂きます。
お庭を中に入ると、ありました。
イメージ 1

これが、金閣寺です。
水面に金閣寺も映って綺麗です。
雨のせいで空気も綺麗です。

両親も、この金閣寺を背に写真を撮りました。
カメラマンは、もちろん私です。
とりあえず、ほっとする私です。

実を申せば、私は京都に暮らして、27年余りです。
金閣寺の前を通ることはあっても、中に入ってこの金拍の金閣寺を生で見たことがありません。
人生初の金閣寺です。

でも、何か違和感を感じる私が居ます。
金の迫力と同時に違和感があります。
歴史の重みがそこにないと言う感じです。
やはり、昭和25年に全焼して、昭和30年に再建したところでしょう。

昭和25年の放火により、国宝金閣舎利殿)は全焼、国宝足利義満坐像、伝運慶作の観世音菩薩像、春日仏師作の夢窓疎石像等10体の木像等も焼失したと、記されています。(Wikipedia参照)
運慶伝と言われる観音さまは、現実に見たかったです。
運慶だけ、観音様も、水の泡(阿波)と消えてしまったのかもしれません。(笑)

再建されたと言う辺りが今まで、この地に足を運ばなかった理由かもしれません。
寺院と言うより、観光客のテーマパークと化しています。
禅の思想が、この一巡の拝観では、私には一切感じません。
まだ未熟な凡夫がここに居ます。

とは言え、金閣寺銀閣寺も、臨済宗相国寺の山外塔頭寺院であることは、意外に知られていません。
相国寺に行くと、職員さんの作業服に、「金閣寺」というネームが入っているのをよく見かけます。
なるほどです。

イメージ 2

でも、お庭の中にいろいろと見所をみつけました。
龍門の瀧です。
真ん中に、岩があります。
これが、鯉に見立てられて、「鯉魚石」と銘々されています。

登龍門の喩えにもなる鯉の瀧のぼりです。
鯉が瀧を登って、龍となる、あの話ですね。
「六六変じて九九となる」ですね。

六六魚とは、鯉の事で、九九魚とは、龍の事のようです。
鱗の数からそう呼ばれているとも聞きます。
鯉の鱗が一列に6×6つまり36枚あるという俗説からです。
実際には、決まっているわけではないようです。

写真の瀧は、確かに鯉と言えば、鯉に見えないこともありませんが、この雰囲気がいいですね。
他の観光客はあまり見ません。
ちょうど、鯉のぼりの端午の節句には、いい話になりそうです。
とりあえず、縁起のいいものですからね。

慌しく写真撮影になった金閣寺散策でした。
このまま、金閣寺道のバスから、102のバスに乗り、北野白梅町で下車して、そこで55の四条烏丸行きのバスに乗りました。

向った先は、錦市場です。
今夜の晩酌の肴を調達する為ですね。
同時に、両親に有名な錦市場を、端から端まで、一緒に歩きました。
両親も、こんな狭い通りだとは思ってもいなかったようです。

玉子で有名な三木鶏卵の玉子焼きも、ゲットしました。
今晩の肴になりました。

この日は、貧家の長屋に宿泊しました。
それでも、親子三人して、何やこれやと話が出来たのは、ありがたい事です。
後何度出来るのかと思うと・・・、この事は考えないようにしています。

できる時に、するだけです。
いつするのか、今です。
あの予備校の講師の林さん言葉が、思いつきました。

夜は、我が家の事情で、親子三人川の字になって、就寝致しました。
それもいい思い出になりそうです。
ささやかながら、ありがたい貴重な時間となりました。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁に感謝して暮らさせて貰っています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏にくらしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、優雅な京都観光など無視した話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。