''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

赤なまこで、晩酌タイム より。

朝から雨音に眼が覚めました。
寒いです。
どんよりした空模様に、気分まで意気消沈しそうです。

 

昨日から注文が入っていました。
朝一番で、郵便局で発送手続きを終えて帰宅した所です。
注文発送の中で、今まで最初の過ちがありました。

 

注文が入っていたのに、その注文メールを逃していたのです。
やはり、PHSの携帯電話を変えたのが、最大の原因だと思います。
注文メールが、分かりにくいです。
これが身落とした原因です。

 

ただ、不幸中の幸いにして、他の注文があつたので、大事故にはならなかったです。
到着も、想定の範囲に収まりそうです。
こまめに、メールチェックが必要になりそうです。
一ついい教訓が出来ました。

 

昨日は、早めに帰って来ましたので、買い物に行けました。
いつものイオンと違い、手頃で新鮮なものが手に入りました。
食べたくなったのは、生モノです。
刺身が食べたくなって行くと、これにしようと決めたのが、赤なまこです。
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小鉢に盛って、レモンを添えて、後は、付属の紅葉おろしとポン酢を入れて、頂くばかりです。
熱燗が呑みたかったのですが、この日は手頃な菊正宗の生酛の大吟醸ありましので、こちらから頂きました。

 

なまこは、美味いですね。
歯ごたえなんでしょうね。
コリコリとした食感が最高です。
味は、基本ポン酢の味がよく合います。

 

中国の中華料理では、生でなく、乾燥したモノを水で戻して使うことが多いです。
江戸時代から、俵物(たらわもの)と称した日本の輸出品の代表格でしたからね。
もちろん、乾燥させて戻したモノの方が、味が深いです。
要するに、ゼリーのような食感です。
日本の生のまなこのコリコリ感は、ないです。

 

なまこには、青と赤が有名です。
味がいいのは、やはり赤なまこでしょうね。
値段も、青の倍くらいします。
私には、特別なご馳走に感じます。

 

少量ですから、何かを始末すれば、私にも手に入ります。
この日は、同じ価格で、生けの鯛や平目やカンパチが並んでいました。
それらを押しのけて、私には「赤なまこ」が、目に飛び込んで来ました。

 

味に狂いはなかったです。
美味かったです。

 

菊正宗の生酛(きもと)の大吟醸も、相性バッチリです。
生酛(きもと)と言っても、お笑いコンビ「TKO」のツッコミ担当の木本さんではないです。

 

赤なまこですから、紅子でもいいですけどね。
赤を紅と言えば、禅の言葉、禅語にも、紅の禅語があります。

 

人面桃花相映紅 (人面、桃花相映じて紅なり)

 

もともと崔護(さいご)の詩の中にある「桃花、旧に依って春風に咲(え)む」で有名な第二句のようです。
意味は、佳人の顔は桃花の紅を映発して、いよいよ美しく、桃花もまた佳人のあでやかさを反映して、さらに紅であると言う事らしいです。

 

佳人と聞けば、色っぱいですが、禅の世界では「臨在四料簡(りょうけん)」の一つ「人・境倶(きょうとも)に奪わす」の著語(じゅくご)としてふさわしいからだと、我が愛読書の中にあります。(『禅語の茶軸 一行物』 羽賀幸四郎著 淡交社刊)

 

要するに、人を「王」に、境を「農夫」にあてて、それぞれの天下泰平の境涯を表現しているとの事です。
王は王で、農夫(国民)を思い、農夫(国民)は平安な政治の中で、王の君徳を讃えるというこですよね。
王には王の、農夫(国民)には農夫(国民)の役割を果たせば、世の中は泰平になるってことですね。

 

赤なまこで酒が進み、呑み人が紅色に染まる。
それを見て、赤なまこの赤で呑み人の頬の赤みを増すと言う事でしょうかね。

 

美味い肴に、美味い酒、至福の時間でした。
こんな時間に感謝です。
ありがとさんです。

 

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、こぢそうさんと朱に染まった話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。