''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

大七純米 生酛 (福島県二本松市) で一献参り より。

花見と言う時になって、雨が降りますね。
強い雨ではないので、桜も散ってはいません。

うすゆき物語の一節にある和歌を思い出します。

世の中は 月に叢雲(むらくも) 花に風 思ふに別れ 思はぬに添ふ

月を見ようと思えば、叢雲がかかります。
桜の花を見ようと思えば、嵐や大雨になって、花が散ってしまいます。
男女の恋も同じです。
そんな意味だと意訳しています。

世の中は、なかなか上手く行かないんですよね。
それが人の人生です。
かといって、それが悪いはずじゃないです。

ささやかな幸せをかみしめるのも、幸せです。
小さな幸せの続きに、本当の幸せを感じるものかもしれません。

でも、思いついたら、即実行です。
桜を台にして、人生訓を歌った和歌もあります。

明日ありと、想うこころの、仇桜、夜半に嵐の、吹かぬものかは

驚くなかれ、親鸞聖人の得度する際の齢9歳の御歌です。
数えで9歳の子供にしては、すでに悟っています。

法華経の世界では、提婆達多品 第十二で、齢8歳の娑竭羅龍王の娘が、お釈迦様に宝珠を渡します。
二人の中では、納得されています。
すでに、人でもない龍王の娘が、成仏される所が、一番の見せ場かもしれません。

共に、8歳9歳にして、悟りきった感があります。
やはり、偉人は凄いですね。

私などは、夜半の嵐もぐっすり眠って、気づきません。
それじゃ、春眠暁を覚えずじゃないですかね。
もちろん、般若湯の力は必要になります。

そんなことにならぬ間に、桜を見に行こうと言うのです。
先日近くの公園の桜を少し見た所です。
今度は、弁当にお酒も付けた花見酒にしたいです。
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先日呑んだ大七純米 生酛 (福島県二本松市)は、美味いですね。
生酛(きもと)とは、お酒の作り方です。
「きもと」と言っても、TKO木本さんの藤井課長「べに子」の方ではありません。

生酛(きもと)は、古い辛口のお酒に多いですかね。
灘の酒なら、菊正宗が有名ですよ。

本当に米と水の旨みが味わえます。
これなら、和食の弁当なら、相性バッチリです。

買って来たのは、180mlの小さな小瓶です。
これで十分です。
少量でも美味いと、満足感が強いです。

時々呑みたくなる私の定番の日本酒です。
四季のある日本に生まれて、良かったと思える日本酒です。
ワンカップのようなアルコールのような味はしません。

日本酒が、米と水の傑作品だと分かりますね。
もっと高価な大吟醸とかなら、もっと美味いのかもしれませんが、程程の純米酒でも、十二分に楽しめます。

ありがたいと、感謝です。
明日は、花見となるかなぁ。

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、桜吹雪になる前の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。