''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

残ったソースで作った賄いナポリタン風スパゲッティー より。

鯵のムニエルを作った時に、あまったソースにケチャップとウースターソースをブレンドして、細めのスパゲッティーと絡めました。
俗的な言い方をすれば、ナポリタン風スパゲッティーです。
もともと、イタリアには、ナポリタン風スパゲッティーはありませんね。

私達子供の頃に、喫茶店の味と言うような軽食の類の食べ物です。
父に車で、よく連れて行って貰った喫茶店があります。
ここが、私のよく食べるナポリタン風スパゲッティーの原点ですね。
茶店の軽食ですから、それほど美味いと言うモノではありませんが、田舎育ちの私にとっては、贅沢な洋食です。

当時のナポリタンと言えば、木の皿に鉄板の乗った上に、ナポリタン風スパゲッティーが盛り付けられていました。
タバスコと粉チーズも、添えられるのが、子供心にそそられた要因だと推測できます。
洋食的なモノと言えば、このナポリタン風スパゲッティーとオムライスですね。

家では、母がオムライスを巻くような家ではなかったです。
よくあっても、チキンライスの型に入れて、お皿に盛りつけ、上から薄焼き卵を乗せたような、なんちゃってのオムライスです。
どこの家庭でも同じようなモノだと思われます。

ナポリタン風スパゲッティーは、あの鉄板ありきの逸品ですよね。
もちろん、今でもパスタと称して、トマトソースと和えたタイプのスパゲッティーは、あります。

アルデンテと呼ばれるようなものでなく、ソフト麺のようなナポリタン風スパゲッティーが、好まれた時代です。
そんな昭和の雰囲気のナポリタン風スパゲッティーが食べたくなる事があります。
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家の冷蔵庫の掃除を兼ねたようなソーセージや玉ねぎ、キノコ、ピーマンや大根の葉のボイルしたモノなど、炒められる食材を一緒に入れています。

それにソースも残り物を使いました。
旨味の成分は、計算していますので、ある程度の味わいは楽しめます。
パスタは、細い目のものを使うのが、私の好みです。
嫁と一緒に、2人分を手早く作りました。

レストランでも、賄い料理は、よくあります。
私も若い頃、レストランに居た時には、賄い料理を作った事もあります。
いわゆる持ち周りが多いですからね。
作り手によって、味付けも変わります。

ホテル系のレストランの助っ人の料理人が来られた時は、自分でオムライスを作って食べられていたのを見ていました。

旅館系なら、賄い用に親子丼を作って貰ったのを思い出します。
ごはんの量を自分で調整できます。
これはありがたいです。

賄いと言う言葉の響きに何か感じるモノがありそうです。
大阪人の始末の精神は、ケチとは別次元です。
残り物をより美味しくしてこそ、始末の精神だと思います。
いろいろ勉強して、自分の血や肉として行きたいモノモノです。

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、賄いのより美味しさへの追及と始末の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。