週末、嫁が仕事場から何か持ち帰って来ました。
この時期ですから、あれだと推測しています。
そうです。
筍です。
嫁の仕事場は山の中です。
山の中にある資材の管理センターの事務をやっています。
電車に乗って、1時間に1本のバスに乗って、山の中に通勤しています。
携帯電話の電波も届かないことがよくあります。
そんな中でも、いろいろのよきことがあります。
仕事場の前にある無人の野菜売り場で、新鮮な野菜を激安で手に入れて帰って来ます。
また、この仕事場の敷地の中に、筍林があって、筍が採れます。
朝採れです。
筍採りをするのは、楽しいですが、持ち帰って料理をするとなると、触手が伸びません。
ですから、仕事場の男性の方は、筍採りして、ストレス回収されているみたいです。
でも、家に持ち帰っても、奥様が「毎日これどうするの?」とお冠になります。
もちろん、独身の居られますので、筍採りは楽しいが、料理となると、グリコ(お手上げ)ですからね。
そんなこんなで、朝採りの筍が、嫁に回って来ます。
我が家にしてはありがたいことです。
今年は、当たり年の予感です。
ここ数年、裏年でした。
我が家も慣れたものです。
とぎ汁や糠を用意して、大きな鍋で茹でます。
そんなこんなで、冷蔵庫には、少量ながら、家族3人が食べる分の筍は、この時期常備しています。
最初に、定番の若竹煮を作りました。
こちらも、田舎風に少し甘い目の味付けにして、これまた初物の筍が、美味いです。
そして、翌日に、朝から炊き込みごはんを作りました。
もちろん、必殺技のアサヒ軽金属の圧力鍋の登場です。
前日に、仕込みをしておりましたので、休みの朝に作れる範囲です。
筍、シメジ、鶏肉、人参、揚げさん、干しエビなど入っています。
天には、香り付けの刻んだ大葉を盛っています。
味付けも、田舎風に味濃くしています。
かしわ飯みたいな味のイメージです。
圧力鍋のそこには、おこげが出来ています。
これがまた美味いです。
出汁もしっかりと効かせました。
頂く時に、筍の香りと、鶏肉の香り、干しエビの香り、それに出汁の香りと、炊き立てのご飯の香りが、いいハーモニーを奏でいます。
なかなか美味いです。
最近、8歳児のゆうゆうが、時折何か口ずさんでいます。
耳を澄ませて聞くと、ショパンのノクターン2番みたいです。
嫁が夜に練習している曲なんですね。
本人に聞くと、何やら曖昧なので、「ショパンのノクターン」と教えてやると、「ルパン」だと言います。
そりゃ、『ルパン三世 カリオストロの城』の見過ぎです。
古い初期の頃のテレビアニメのルパンも見せています。
大変好きみたいです。
ルパンとショパンでは、意味合いが変わります。
それでも、何か作業している最中に、ショパンのノクターン2番でしようかね、口ずさんでいます。
ショパンのピアノ曲はいいですね。
我が家では毎夜、ライブで生演奏が行われています。
嫁のピアノの時間が、嫁のストレス解消時間です。
アニメソングも、毎夜演奏されます。
45分~1時間ほどの時間ですが、ストレス解消になれば、我が家の平和にも繋がります。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。
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