''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

日常の五心術(護身術)

外に行ったついでに時間があれば散策します。
なかなか時間を作って散策する時間も取れません。
1時間ほどの時間の散策です。

近くですませてもいいですよね。
いろいろと見るところがあります。
京都には史跡旧跡が多くあります。

あり過ぎてよくわからないことがあります。
何だろうこのお寺は?
何だろうこの石碑は?
とささやかなハンターの目が光ります。
観光客の多いところとこうした興味が引かれるところは別のところにあります。
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七面大明神をお祀している場所があります。七面大明神とは、平たくいうと吉祥天さんのことのようです。

仏教では、NHK大河ドラマ天地人』に出てくる毘沙門天の妃(妹という説もある)、つまり奥さんです。
ちなみにお母さんは、あの鬼子母尊神さまです。

えらいご縁ですよね。七面大明神は仏教的には大きな意味がある方です。
折に触れて書きます。

この七面大明神の賽銭箱に紙が貼られています。
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「はい」という素直な心
「すみません」という反省の心
「おかげさま」という合掌の心
「わたしがします」という奉仕の心
「ありがとう」という感謝の心

なかなかいい言葉が書かれています。
分かっていても出来ないのが人です。

いつもいつも素直になれず「はい」とこころよく言えない私がいます。
常に分かっていながら素直に「すみません」と言えない自分がここにいます。
気持ちでは分かっていながら「わたしがします」と言い出せない弱虫が心にいます。

「おかげさま」と感謝は何とか出来ていそうですが、すべてに亘ってはまだまだです。
「生かせてもらっている」と実感するので精一杯です。
「ありがとさん」と感謝の念は忘れません。

でも、どんなときにあっても「ありがとさん」と言えるのかと言われれば、少しあやふやな気持ちも残ります。

幸せに繋がる言葉を見つけても実践するのは、なかなかできません。
おろかな自分がここにいます。
でも、それを自分で知ることが出来ただけでも、成長があります。

学生の頃ダイエーでバイトしていました。
そんなとき、最初に会社の歴史とか社訓みたいなものを学びます。
すこし前のダイエーのマークは、満丸でなく、一部欠けていましたよね。
これは常に100パーセントを目指す、完成しきっていない状態を表しています。

常に90パーセントです。満足せずに常に100パーセントを目指し続ける。
ちょうど和の奏で(KANADE)る満月のように、心穏やかにそうなるように努力する。
そういう社訓が会社のロゴになっていました。

常に完成型はありません。
人も同じですよね。
常に五心があるように思い浮かべる必要があります。
まだまだ、満月にはなりません。いい加減(いい下弦)の月です。

無理せず自然に出来ればいいと思います。
こんな貼り紙に出会えたのもご縁ですね。
七面大明神さんのご縁かもしれません。

何気ないところに幸せ落ちています。
そう感じたことに感謝です。ありがとさんです。

最後まで、いいご縁のきっかけになって、皆様に幸多かれんことをお祈りします。