''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

Perfume(パフューム)『ワンルーム・ディスコ』から見える世界



ワンルーム・ディスコ』は、2009年3月25日に発売されたPerfume(パフューム)の曲のタイトルです。
Yahooの動画でも無料配信されています。

Perfume(パフューム)は、広島県出身の女性3人組テクノポップユニットですね。
ポリリズム』の曲が有名です。これは私知っています。

テクノと言えば、私たち世代には懐かしいです。一時代を作った音楽の世界ですからね。
それの再来とも言えます。独特の世界観があります。このユニットにはよくあったイメージがあります。

英語で香水の意味を意味すると言います。しかし、本当はすこし違うようです。
当初のメンバーの名前に「香」の字が入っていたからと言います。

当初はぱふゅ〜むまたはぱふゅ→むとひらがな表記だったが、これは「売れるグループ名は画数が13画」という都市伝説にあやかったものである。
メンバーが憧れたSPEEDも13画であり、メンバーの西脇は「SPEEDさんにあやかって13画にした」と語ることもあるとのことです。
因みに私の本名も13画です。関係ないか?

結構売れるのに苦労したユニットです。
売れなかった時代の話をしているのを見た事があります。
継続は力でしょうか?
本当にメジャーになってなかったと思いますね。
昔のキャンディーズを思い出します。

成功には三人の関与があるように思われます。

まずは、サウンドプロデューサーの中田ヤスタカ氏です。
広島時代とは全く異なるテクノポップ路線に転換です。

中田ヤスタカは、SMAPm-flo青山テルマリア・ディゾン等各種アーティストへの楽曲提供・リミキサーとしての参加している人物です。

次に、アクターズスクール広島時代からメンバーのダンス指導にあたった振付演出家 MIKIKOです。
彼女の振り付けによるダンスパフォーマンスはすごいですね。
先日NHKの番組に取り上げられていました。

半拍、4分の1拍の「間」の取り方がなんとも凄いです。
このダンスが『ワンルーム・ディスコ』を盛り上げます。

最後に、映像クリエイター関和亮氏です。
『ビタミンドロップ』以降、ほぼ全作品のPV等のビジュアル面をディレクションしている。
ワンルーム・ディスコ』の凄い世界の作り手ですね。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』参照)

ワンルーム・ディスコ』この曲にいろいろなものが見えます。
まずは、ワンルームとディスコは、相容れない真逆のイメージです。
地方から出てきた女の子の気持ちを表しています。

その空間に「ぐっと」来ました。
この空間は「三畳の茶室」の空間です。
6室が作られています。3人のユニットなので3室でいいはずです。
しかし、6に秘められた世界観があります。

よく見てください。
部屋の電灯は○・△・ウリナリ型いや花頭型です。本来は□のはずです。
禅のお寺にある窓は、この形をしている事が多いです。

○は、禅の悟りを表現です。また、大宇宙を意味し、仏の絶対感、物事の真理真正、何事にもとらわれない心の様を表しているとされます。一円相とも呼ぶようです。

△は、ひたすら座禅をする姿を表し、仏と精神ともに一体になる姿を表現されているとも言われます。座相と呼ばれるようです。

□は、人の常識にとらわれた心を意味するようです。円に対する相対感を表しているようにも感じます。

偶然でしょうかね。
いえ違います。

それが証拠に、3人が踊っているときちらりと見える小さい部屋の天井が、○△□です。
間違いなく関和亮氏は、意識して作っています。
そこまで手を加える必要はないですからね。

色も左から「赤」「白」「青」です。動・無・静であり、前・現・来も表現です。
茶室の世界ですから、何も必要がないですが、一つずつ何かを置いてあります。
この辺も、仏法・禅の精神的な世界観があります。

なぜ、六室なのか、六法でしょうかね。
佛・法・僧・戒・施・天の六法、仏の世界の菩提心を表現というと言いすぎでしょうか?

また、お釈迦さまが座禅して悟りを開くまでの、6年という時間の流れも表現しているようにも思えます。
同時にPerfume(パフューム)の下積みの期間を表しているのでしょうかね。

とにかく、禅や仏法の精神的支柱が見えますね。
これを茶室に見立てて見る人間は、変わり者ですね。

それに夜になり、星を持って寸劇みたいなシーンがありますが、ドリフターズの全員集合の世代にはたまらないものがありますね。
パトカー飛び込んでくるようなセットです。(ちょっとマニアックでした)

音楽も軽快でリズミカルかつ口ずさみ易いです。
♪ディスコ ディスコ・・・   半分でいいかな・・

もちろんテクノサウンドがあってもPVです。
面白いですね。
春夏冬です。(あきないと読んで下さい。笑えるところココだけですよ)

それに最後は振り付けですね。
センターの踊りと周りの二人の微妙な半拍、いや4分の1拍のずれが、三人の女の子のコミカルな、コケティシュな精神を表しています。

さすがMIKIKOですね。
凄いと一人うなずいて、続けて5回も見ました。

三人とPerfume(パフューム)三人の六人のコラボです。
そうかですから6室なのかも知れないです。
(最後まで言うかって?)

素晴らしい作品に出会え、感謝です。
ありがとさんです。

最後まで、マニアックな世界に誘いましたが、多少は楽しんでもらえるとよかったです。
心よりお礼申し上げます。