''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

伏見の名店 大黒屋ラーメンを食らうより。

暑いですね。
それも夏という季節を楽しむアイテムかもしれません。
少し前のことになります。
急に、私の口が、ラーメンの口になりました。

食べたい近くのラーメンと言うと、ラーメン藤か大黒ラーメンかの口です。
藤も捨てがたいですが、気持ちは大黒ラーメンに傾いたです。

場所は、京阪電車なら伏見桃山か、近鉄電車なら桃山御陵前の二駅のアクセスも出来る場所にあります。
通りに面していますが商店街の中でなく、民家の中にあります。

大黒ラーメンのこだわりというと、やはり「水」でしょうね。
店の裏に井戸から水を汲み上げられて、それを使用とのことらしいです。

伏見といえば、酒処です。
いい水が、涌いています。
伏見の語原は、伏し水です。
それが、伏し水、伏水(ふしみ)、伏見となったようです。(万歳、万歳。古典的な関西の笑いです)

日本名水百選、伏見で一番有名な御香宮の「御香水」と近しいでしょうね。
場所もすぐ近くです。

店名の由来は、場所が京町大黒町にあるからでしょうね。
もちろん、この大黒というの、太閤秀吉公が大切にされた「大黒天」を所有して折られたことに関係するでしょうね。

あの方広寺にある、伝教大師最澄作の、秀吉の持仏像「大黒天」などは有名です。
それに、秀吉が常に持っていた、小さな大黒天も安置されています。
こちらも過去の記事にしています。

大黒さまと言うと、縁起のいい神様です。
もともとは、インドの武運の神様でもあると聞きます。
刀剣などに、この大黒天の梵字が彫られているのを見る事があります。

「マ」(ma)と読む字です。
大黒天の他にも、摩利支天、孔雀明王さまも、同じ字で書かれることがあますね。
漢字として訳された場合は、サンスクリッド語を、「摩」と漢音で当て字されているようです。
金剛頂経字母品』の文によって字義では、この一文字で、「吾我」を示しています。

これらを我が国に、正確に正統に伝えたのは、空海です。
弘法さんです。
遺徳が偲ばれます。
ありがたいご縁です。

一つの事から、いろいろな事に繋がっていることが分ります。
ラーメンの麺のように、空海も、秀吉公も、そして、伏見も、私も何かのご縁で繋がっているような予感です。
もちろん、予感だけです。

このブログを読んで下さる方も、いろいろな縁で繋がってると、信じています。
ありがたいご縁です。

大黒天だけでなく、大黒屋のうまいラーメンの事も記さないといけないですね。
豚骨ベースにしていると、他の紹介の記事にあります。
確かにここのラーメンは、少し変っています。
でも、豚ベースは、確かですね。

しかし、豚骨と言われると、それほどの事もないです。
あの独特の臭みはありません。
普通のラーメン屋さんの、居心地の良さです。
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いろんなものが入っているスープは、独特です。
脂っこいこともありません。
いわゆるあっさり系ですね。

よく煮込んであります。
スープを最後まで飲もうとすると、物凄いオリが、どんぶりの下に溜まっています。
ざらついたオリです。

スープは、悪くないですね。
私の口に合います。
それに、麺カタもいい感じになっています。
ネギと風味も、いいですね。

近所の方は、ラーメンと言うと、この大黒屋のラーメンを意味します。
地域のラーメンですね。
時間に関係なく、お客さんが絶えません。
これもいいご縁のお客さまをお持ちです。

一度、フェラーリーを乗って、食べに来られたカップルを見た事があります。
ちょっと迷惑です。
小さい駐車場が、一台でいっぱいになります。

やはり、分と言うものがあります。
自分にあった分が、何であるか、それを知るのもいい勉強です。
今のままで、充分です。

上を見たらキリがありません。
貧しくても、ごく普通に暮らしています。

たまに、ラーメンも頂けます。
これを幸せと言わずして、何が幸せでしょうね。

心行くまで、穏やかラーメンを食せる喜びです。
体も、心も、お財布優しいラーメン(470円)に感謝です。

お会計済ませる時に、100円の割引券を頂けます。
大抵は、当月か来月ぐらいの期間限定です。
それでも、また食べたくなる麺です。

ありがたいことに私は、仏縁を頂けています。
大黒天のご縁も然りです。
この後に、あの大きな虹を見たのです。
ありがたいと感謝しています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らすを旨しています。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、摩訶不思議な麺の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。