''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

イカのてっぱいで、一杯 より。

朝から、いい天気の京都伏見の地です。
朝一で、仕事が入り、少し慌しいです。
それにしても、ありがたい事です。

今日は、ちょっとした記念日です。
そんな記念日に、幸先のいい吉報に喜んでいます。
ささやかなことですが、これもありがたいです。

とりあえず、記念日に乾杯です。
先日、スーパーの特売で、イカのてっぱいを見つけました。
「てっぱい」と言うより、田舎風に言うと「ぬた」ですね。
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ネギの辛子酢味噌和えです。
豪華にボイルしたイカが、添えられています。
如何?(ここしか、笑うところないですよ。ねぇー、とおるちゃん!!)

「鉄砲和え」が訛って「てっぱい」が訛って、てっぱいと言うようです。
鉄砲と言えば、ふぐじゃないのかと思いきや、そうではござらん。

ネギの餡を潰すとき、まな板をすりこぎで、パンパンたたく音が、鉄砲の音に聞える。
そらまぁ、よっぽど家の中が上手く行っていないのかねぇ。
菜箸で、餡を潰してもよかろうにねぇ。

でも、この時期の餡も悪くないです。
加熱すれば、甘味かわります。
ネギうどんなんとか、美味いです。
たっぷりに青ネギいいです。

昨日の新福菜館の中華そばにも、青ネギたっぷりです。
あれが、いいんです。
関東では、ネギと言えば、白いネギですね。

確かに、白髪ネギ添えられるのも、好きですが、やはり、関西人は青ネギです。
それも、京都じゃ、九条根来です。

えー、特定しちゃいけないと、苦情は受け付けません。(ここしか、わらうとこないですよ。ねぇー、とおるちゃん!!)
ネギとは、根の気です。
それも臭いの臭気です。

韮にしても、野蒜にして、精の強いものには、臭いがあります。
それも、個性です。
ネギだっぷりのうどんや、ラーメン、それに味噌汁には、青ネギが必要です。

臭いなどと言うなかれ、なければ寂しいです。
それを、加熱して、辛子酢味噌和えの「てっぱい」、こりゃ美味いです。
イカが入れば、ご馳走です。
なければないで、ご馳走です。

「銭あれば あるにまかせて ほしくなるなければないで 猶ほしくなる」  BY 山岡鉄舟
これと同じです。

うーん、深いです。

一刀正伝無刀流(無刀流)の開祖であり、禅で大悟したとも言われています。
禅と剣には、そうしたものがあるかもしれません。
幕末三舟の一人です。
江戸を戦火から守った一人です。

禅の言葉に、「逢茶々遇飯々」(ちゃにあえばちゃ はんにあえばはん)です。
これですよね。
豚饅のCMなら、有る時、無い時です。
でも、有る時も無い時も、「是好日」です。

お茶があれば、茶を飲み、飯があれば、飯を食う。
お茶がなければ、無いでもよい。
飯がなければ、無いでもよい。

酒があれば、酒を呑み、無ければでそれもいい。
その時、その時の臨機応変な対応が、必要です。
あれば、あるで喜び、無ければないで、次の楽しみと思える心のゆとりですね。

私のように、酒が切れれば、近くの自販機まで買いに行く。
まだまだ、大悟の道のりは遠そうです。

ありがたいことに、私は仏縁を頂いています。
ありがたいと感謝しています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らすが、「夢」です。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、てっぱいだけに失敗多い話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。