''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

妙心寺のカレンダー、今日の一言「信というはまかすとよむなり」より。

朝から雨ですね。
しとしと降っています。
時に強く降ることもあり、春雨じゃとは言えない程ですね。
隣の庭の紅梅が、美しく咲いています。

 

そう言えば、家の近くの桜が咲いています。
少しの前の暖かさから、春と間違えたようですね。

 

東福寺の派出所前公園の桜は、この時期満開になります。
今も多分咲いているでしょうね。
不思議なくらい早咲きです。

 

先日歩こう会で、妙心寺に行ったとき、お持ち帰り自由のカレンダーが置いてありました。
何かの記念に作られたようです。
それにしても、少し変わっています。
日めくりカレンダーと言えば、毎日破るものと思っていました。

 

しかし、このカレンダーは違います。
日めくりはしますが、破りません。
1ページに数字が、1から12まで並んでいます。
その下に曜日が書いてあります。

 

そうです。
このカレンダー、毎月同じ言葉が書かれるタイプです。
少し変わっています。
31の言葉が記されています。
イメージ 1

今日の23日は、「信というはまかすとよむなり」です。
信ずると言うのは、すべてを任せるというと読むに等しいということですね。

 

御仏を信じると言うのは、その身を任すと言うことですね。
南無妙法蓮華経の南無とは、帰依すると言う意味です。
帰依とは、拠り所にするという意味でもあります。
まさしく信じると言うことでしょうね。

 

人の人生、晴れる日もあれば、雨の日もあります。
それも、好日です。
お任せした以上、いいこともあれば、悪いこともあると言うことですね。
辛い時こそ、信じることは大切です。

 

落語に出てくる「天災」という話があります。
天がする事と思えば、仕方のないことです。
多少のことは、「成らぬ堪忍するが堪忍する」と耐えるのもこれ、仏の道です。
柔和忍辱の衣を身に、まとっています。

 

それ以上に、沖縄的ななんくるないさと気にもしないことが一番です。
朝の連続小説の『ちゅらさん』の主人公・古波蔵(上村)恵里役の国仲涼子さんが、言うと何とも微笑ましいです。
そうかなって、感じます。

 

ドラマの『ハングリー!』では、少しさめた女性で、主役向井理さんの恋人役でしたね。
最近こうした役が多いですね。
私の恵里じゃないです。

 

ヒロインの瀧本美織さんも、たまには厨房で、賄いごはんに、お好み焼き焼いてよってね。
勝手なイメージです。
それしても、向井理さんの料理を作るシェフ姿も、なかなかいいですね。
もともとバーテンダーで、お酒と料理が趣味というからには、料理もお得意なんでしょうね。

 

あのルックスで、料理上手となれば、女性にもてるのも分りますね。
何か朝ドラの番組って感じですね。

 

お酒と料理が趣味と言うなら、私もそうです。
でも、だいぶ違いますね。
もてるなどとは、縁のない世界です。

 

それでも、料理の世界はまさしく忍耐の世界です。
いらいらすることもあります。
意地悪な方も多いですね。

 

それでも、料理の世界が好きなら、ある程度有名な店で修行がある方が、いいですね。
箔が付きます。
築地田村で修行したと言えば、格好がいいですからね。

 

でも、技を盗むのは、なかなか試練です。
料理人の仕事は、繰り返しですからね。
地道な仕事です。
世間さまが、休みに働くのもなかなか辛いです。

 

料理は、やはり趣味ぐらいが楽しいのかも知れません。
家族や友人に食事を振舞うぐらいでちょうどいいです。
私は自分で作って、自分で食べるのも大好きです。

 

休日なら、ビール片手に料理を作るのはいいです。
それとも、ワイングラスを持ちながら、オリーブオイルに、鷹の爪、にんにく、油に辛味と香り付けたところにパスタを入れて、ペペロンチーニを作るのもどうでしょうね。
なかなか様になると格好がいいです。

 

ペペロンチーノ(唐辛子)と呼ばれることもありますが、ペペロンチーノの複数形が、ペペロンチーニです。
この違いです。
イチラーとしては、唐辛子はいいんですが、にんにくが苦手です。

 

それはいけませんね。
柔和ニンニクの衣で、頂かないといけませんでしょうかね。(笑)
実は、辛いもあまり得意ではありません。

 

ただ、一味は好きですね。
それにタバスコも好きです。
あのタバスコの辛味と酸味がいいんです。
イタリアンに振っても、ピザに振っても、美味いです。

 

辛いだけと嫌ですね。
その食材の持ち味を引き出せれば、一味やタバスコの良さが出ます。

 

いつも使う一味もタバスコも、辛さが分っています。
これ以上入れると美味しくないという限界があります。

 

香辛料の辛も「しん」と読めます。
その信頼が、まさしく味にも、まかすと言えます。
辛いことも悲しいことも、人生のスパイスと思えば、なんくるないです。

 

耐えるのも、単なる我慢でなく、楽しめたら、それは人生もっと深いものになりそうですね。
料理の味も、人の人生も、複雑な方が、それだけ深みがあると言えます。

 

ありがたいことに、私は仏縁を頂いています。
日々の暮らしの中、ささやかな出来事に、楽しさを感じています。
見つけないといけません。

 

それが、意外と楽しめます。
ありがたいことです。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らすを旨としています。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、柔和忍辱(にんにく)料理の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。