''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

「日清 どん兵衛 きつねうどん」の東西の味の壁 より。

昨晩も強い雨の予報が、京都伏見にありました。
いつものYahooの予報がメールに入っていました。
その頃は、すでに夢の中で、朝になって地面が濡れている事で知ったような有様です。

不安定な天候が続きます。
戦乱末期の世にあっては、天下の趨勢は、徳川と豊臣の二分です。
天下の一戦、関ヶ原の合戦です。

鶴翼の陣の構えた豊臣の勝利は、間違いなかったです。
それが裏切りによって、一気に天下の趨勢は、徳川の世に傾いたのは、歴史の話です。

しかし、天下の情勢は、関ヶ原辺りから、現代でも大きく二分しています。
まずは、エスカレーターの位置が違います。
西日本と東日本では、エスカレーターの立ち位置が、逆になります。

関東は左、関西は右に並んで、片方は急いでいる人の為にあけます。
知らない方も多いです。
この分岐点も、関ヶ原によります。

国際基準は、関西です。
1970年の万博によって、エスカレーターの基準が世界基準になっていた為とも言われます。

それに身近なところでは、「日清 どん兵衛 きつねうどん」の汁ですよね。
関西にいると、東日本版のどん兵衛を食べる機会がありません。
それを逆さにとって、東仕様のどん兵衛が売られています。
イメージ 1

東の印刷が目立ちます。
味の違いは、西日本が昆布ベースの汁の薄いだしで、東日本が鰹ベースの汁の濃いだしです。
とちらも、鰹、昆布でだしを取られています。

ただ、東日本の鰹だしも頂きましたが、違和感もなく、これまた美味いです。
色が少し濃いのに驚きます。
これを食べると、西日本版が薄く感じますね。
食べなれた味ですから、それはそれで美味いです。

最近のマイブームは、即席インスタントの袋麺ですが、袋麺ばかりの記事だと、全国カップ麺販売推進委員会からクレームが来ても困りますので、ある程度平等に取り扱います。

今やインスタントのカップ麺も、日常の食事となっています。
毎日は、もちろん食しません。
時々食べたくなる事がありますよかね。

どん兵衛のきつねも昔に比べると、ずっと立体的な揚げさんになったと記憶しています。
昔は、もっと薄くてもっちゃりしていました。
あれはあれで、悪くはなかったです。

きつねうどんと言えば、北海道を除いて、ポピュラーなうどんです。
確か、北海道では定番のメニューにはなかったと聞きましたね。

ところが、たぬきとなれば、メニューが一定しません。
きつねそばを、たきぬと言う地方もあれば、たぬきと言えば、天かすそばをたぬきと言うこともあります。

不思議にたべものです。
因みに京都でたぬきと言えば、しょうがのたっぷり乗ったあんかけうどんです。
寒い時期によく出来ます。

播州生まれの私には、何が美味いんだか、よくわかりません。
味が単調で、少し苦手かもしれません。

播州でも、「たぬき」とそばに使う言葉です。
天かすそばの事もありますし、きつねそばのこともあります。
一定していません。

天かすが入ると、ハイカラという名前になります。
イカラうどんや、ハイカラそばですね。
親切なお店なら、天かすはサービス品で、テーブルに置かれています。
お好きな入れて下さい、という感じです。

たぬきだけに、化けるのも、上手かもしれませんね。
どんなものにも化けますからね。

きつねも人を化かします。
化かされないように、眉につばをつけてい下さい。
これがマユツバの語源です。

禅の言葉、禅語の中に「眉毛横眼上」(びもうげんじょうによこたわる)と言うのがあります。
人は生まれながらに仏性が備わっているという考えの下に、その内なる自分の中に仏が居るはずです。
それを灯台下暗しと、他に探しに行く。
身近なところに「無位の真人」は居るという喩えです。

うーん、なかなか同居人には、出会えません。
知らず知らず、家の前の道を、長安に向かって探し続けています。

いろいろとこの禅語には、解釈があります。
私が好きな解釈は、眉毛は眉毛、眼は眼です。
つまり、眉毛が、眼の上にあるからといって、自分の方が眼より上位にあるとは言いません。
また、眼も眉毛の下位にあると卑下しません。

本来ある姿に拘らず、自分は自分として生きることの諭している解釈です。
ありのままに、そこにあるだけです。
この世の中は、平等公平ではありません。

生まれながらにして、貧富の差はあります。
出自や生まれによって、社会的な区別を受けるのも事実です。

からと言って、何も卑下する事はありません。
経済的に豊かだと、幸せだとも限りません。
いい出自に生まれたからと言って、楽に暮らすことが出来るとは限りません。
スタート地点が、少し優位になったと言うくらいで、あとは自分次第です。

金銭だけを常に考える守銭奴になっても、それはそれで悲しいです。
社会的地位が高い分だけ、いろんなプレッシャーに苛まれながら暮らしていくのも強いと思います。

ご先祖さんから守り抜いた財を維持することが、現代難しい時代です。
金持ちが凋落する時代でもあります。
その点、ITの勢いに乗って、若くして、億万長者も出る世の中です。

一寸先は、分からないと言う事です。
かと言って、今日食うことに困らない暮らしなら、それは成功ですよ。
自分の分にあった暮らしがあるだけです。

日々の暮らしを過ごせる中で、ささやかな幸せを見つけられれば、こんな幸せはないです。
ありがたい仏縁のお蔭です。
同人二人して、日々の歩みを進めます。
嫌な事も多いです。
辛い事も多いです。

それは、皆さん同じことです。
身分地位貧富に関わらずあるはずです。
あるがままに生きると言うのは、そういう意味でも、「眉毛横眼上」であると思います。

偉そうなことを言いながら、贅沢はしたくなります。
なか卯の牛丼に、漬物を付けようか悩みます。
(贅沢だろう? スギちゃん風に ワイルドではありません。一日も早い回復をお祈りします)

ささやかな贅沢ですよ。
すぐさま、贅沢がなかなか思いつかない点が、庶民ですね。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、食っちゃー寝―する話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。