''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

月末に、京都で食べるおからの味わい より。

朝から曇り空の京都の地です。
空の雲も、すでに秋空のような気配です。
天高く馬肥ゆる秋とも言います。

古来、中国では、この時期になると北方の騎馬民族が攻め込んできます。
そうした戒め記した言葉だと聞きます。
その為に、中国の王朝は、長い間をかけて、万里の長城を築づいたくらいです。

その点、日本では、「女心と秋の空」とか、お気楽な言い分を思いつきます。
でも、これも江戸時代では、違っていました。
江戸時代には、「男心と秋の空」だったと言うのが、もともとの語源です。
明治に入ってから、「女心と秋の空」と変わったとモノの本で読んだことがあります。

こうしたことわざや格言も、時代と共に変化するものなのでしょう。
そう言えば、今日朝の連続小説『あまちゃん』最終日でしたね。
まだ、見ていません。
録画はしてありますので、後ほどの晩酌タイムに見ようと思います。
ですから、ネットでも、そのことの記事は見ないようにしています。

いずれにせよ、東北の復興がサブテーマになっていることは、否めません。
本当に、元の東北に戻ってもらいたいと、復興の願いは同じです。
観光客も大勢、東北に向かっていると聞きます。
日常を取れ戻せるように、出来るささやかな支援は、したいです。

とは言え、私に出来る東北消費は、お酒くらいです。
美味い酒も多いですからね。
あまちゃん』の中、薬師丸ひろ子さんが、この最終週に、歌を歌うシーンがありましたよね。
私達世代には、懐かしいです。
セーラー服と機関銃』などの映画でも、その主題歌がヒットしまたね。
少し特徴のある歌声ですが、久しぶりにいい感じの歌声を聞けたのは、なかなかで嬉しかったです。

もちろん、映画も当時リアルタイムで見てきました。
懐かしい記憶です。
でも、リメークされた長澤まさみさんの主演の『セーラー服と機関銃』も好きだしたよ。
イメージぴったりという感じです。
まだまだ、セーラー服のイメージもあります。
今からなら、ちょうと無理がありますけどね。
イメージ 1

今からの「から」と言えば、今日のテーマのおからです。
綺麗に「卯の花」とも言われますが、やはり、居酒屋さん的な「おから」は大好きです。
子供の頃にも、母の作ったおからは大好きでした。
我が家のおからは、いりこ出汁です。
時々、いりこも入っていることがありました。

もちろん、味噌汁もいりこ出汁です。
それに馴染んでしまって、なかなかカツオ風味の出汁の味噌汁に馴染めなかったこともあります。
しかし、即席のインスタント味噌汁は、大抵かつおと昆布のブレンド出汁ですからね。
インスタントの味噌汁のお陰で、いりこからの脱出にも成功しています。

京都でも、月末や給料日前になると、おからを食べる習慣があるようです。
財布が「から」のダジャレです。
からと言うと、すぐに仏法世界の「空」を論じたくなりますが、今日は疲れています。
今は、天台の空仮中の三諦.(くうけちゅうのさんたい)よりも、おからが食いたい(空諦)です。

すぐ小鉢のおからも、今や仮の姿です。
そこの小鉢に、おからがあるかないかを論じることではありません。
すぐに無くなってしまいます。
これが、諸行無常かもしれません。

それが実体かもしれません。
また言い換えれば、諸法実相とはこうしたものかもしれません。

今ある姿は、この小鉢の中のおからみたいです。
いつものように、おからを食う話に、なってしまいました。
軽く流して、いつもの方便だと笑ってください。

私の好みは、イチラーですから、一味唐辛子もフリフリします。
味を変えるようにはしません。
風味をつける程度です。

少し甘い目のおからに、アクセントが入ります。
入れすぎないのが、コツです。

でも、日本酒にも合います。
少し燗を付けたお酒に、出来合いのおからを添えて、晩酌タイムに癒されています。
横には、タボは居ません。
一人手酌の慰労酒です。
そんな私は、ダポでしょうね。

まだ演歌を聞きながら、手酌酒する年でもありません。
撮り貯めていたドラマか映画を見るか、AKB48の動画でも見ましょうかね。
気分だけでも、若くなりたいです。
そんな時間が得られることが、何よりありがたいです。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあると信じています。
ささやかながら、ありがたい仏縁を得たと、感謝して暮らさせて貰っています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいと、願うばかりです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事でありますようにと念じます。

最後まで、おからを食うだけの話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。