''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

燗酒のすすめ 小鉢はカボチャの炊いたん で一杯呑めます より。

日中は暑さとは言え、朝夕は秋の気配です。
ここまで来れば、何やら気持ちが楽ですね。
その分、油断して風邪などひかないようにしたいものです。

秋の夜長は、私の好きな話芸の録画でもみたいですね。
今日の朝にやっていた日本の話芸 鈴々舎馬風師匠の落語 「猫の災難」 でしたよね。
鯛の尻尾と頭を貰って来たのに、まるで一番いい所を猫にもって行かれたと、嘘をつかれては猫も災難です。

それにして、鈴々舎馬風の酒のうまそうなしぐさに、こちらが呑みたくなりました。
伊勢屋の上等の酒ですね。
やはり、美味い酒は、冷(常温)に限ります。
この辺りは、同じ酒呑みとして分かります。

冷酒と親の説教は、後から効くと言いますからね。
冷酒には注意が必要です。

もちろん、落語の方でも燗の用意をしておいて欲しいと、兄貴分が行ったのにもかかわらず、味見と称して、酒を冷で呑んでしまうのは、いけませんね。
晩に少し肌寒いこの時期なら、やはり燗酒を薦めます。
私のブログでも、何度も燗酒のすすめと称して、記事を書いています。

鮪のブツで呑むなら、こちらの記事も書いています。
温奴で呑むのもお薦めです。
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燗酒と言えば、やはり、酒器もあった方がいいです。
もちろん、お猪口もですね。

雰囲気から言えば、小皿の上に、燗した酒をコップに入れて、屋台風に呑みたいです。
「おやじ、熱燗と大根とごぼ天と玉子」って感じです。
鉢巻をしたおやじが、「へいへいへい」と相槌を打つわけですよ。

「上燗屋 へいへいへいと 逆らわず」西田當百の川柳を思い出しますね。
上燗と言う言葉を知らない方も多いですから、もしかしたら、「上官や ハイハイハイと逆らわず」に聞こえるかもしれません。
もちろん、右手は敬礼です。
「恥ずかしながら・・・」言って笑えるのは、昔の話です。

B&Bのネタにもなった横井さんですよ。
「よっこい庄一」のギャグも懐かしいです。
「何かのお役に立つと思って恥をしのんで帰ってまいりました」と当時の厚生大臣に挨拶されたと聞きますが、恥じるようなことでなく、よく元気で戻って来られたと思います。
まだまだ、終戦後27年も経っても、戦争は終わっていなかったと感じましたね。

人情話に弱いです。
燗酒にはこうした話芸が似合います。
しみじみと、人の話を聞くのが、燗酒には合うんです。

私の中では、落語、浪曲、講談の話芸に、ご陽気なバカ笑いは要りません。
人の気持ちの琴線の触れる話は、いいですね。

もちろん笑いは、必要です。
ただ、起承転結の中で、笑いと涙は、相乗効果がありますからね。
藤山寛美さんの松竹新喜劇の泣き笑いです。
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今夜の小鉢は、カボチャの炊いたんです。
京都風に、はなんりした感じがいいですね。
要するに、そのまんまです。

「大根と揚げさんの炊いたん」なんか、燗酒がすすみそうです。
揚げには、揚げさんと「さん」を付けます。
京都の揚げと普通の揚げとは違います。
揚げが分厚いんですね。

甘辛く炊いた揚げさんと青ねぎを卵で綴じて、ご飯に乗せた衣笠丼(きぬがさどん)など食べると、美味いと感じます。
主役が揚げさんですからね。

この日、嫁が炊いてくれたカボチャも美味かったです。
小鉢仕立てにしたのは、私ですが、小鉢に仕立てにしてもらうと、お酒が進みます。
どんと大皿や大鉢に盛られた料理もいいですが、自分だけの小鉢にして貰うと、なかなか嬉しいモノです。
大人になった感じがします。

燗酒は、大人の世界です。
手酌の酒ですが、いいですね。
手酌の酒は、下賤の慰労酒等と言われることがありますが、いいじゃないですかね。

そうそうそう言えば、昨日は大きなスルメを焼きました。
うーん、♪ お酒は温めの燗がいい、肴はあぶった烏賊いい~ 八代亜紀さんの世界ですね。

でもね、私が言うなら、♪お酒は適度な上燗がいい、肴はあぶった烏賊いいですよね。
○○いいって、嫁に怒られますよ。
いいんです。
言いとなれば、意味合いが変わるでしょう。

肴はその時その時のモノが一番です。
刺身がいいとは、我儘言いません。

感謝感謝の雨霰でしょうかね。
雨なら、仏のご加護のある慧眼の法水でしょうね。
ありがたいことです。

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、諸兄に勘気(喚起)を被るような話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。