オウム真理教 異例の死刑執行 からの懸念 より。

昨日の昼のニュースに驚きました。
オウム真理教事件の死刑囚、異例の死刑執行です。

国会会期中に執行したこと、過去の国会会期中には一度も行わなかったこと、また７人同時の死刑執行だったこと、など異例の死刑執行です。

ここに来て、来年の新しい天皇のもと、新しい元号が来る前に、また恩赦特赦などに掛らないように、政治的な理由で言えば、安倍政権の不安定中、次の総理と次の法務大臣が死刑執行をするとは限らないこと、など政治的な駆け引きにも使われた今回の異例の死刑執行でしたね。

オウム事件が、風化されつつある中、これでこの事件の全容が未解決のまま、これで終結させられたことになります。
問題のオウム真理教とは、主神をシヴァ大神として崇拝し、開祖の松本智津夫（麻原彰晃）が、パーリ仏典を基本とし、そこにシヴァ神の信仰、古代ヨガ、ヒンズウー教、チベット密教、原始仏教など、諸派大乗仏教を背景したミックス宗教ですね。

さらに「オウム（AUM）」とは、サンスクリット語またはパーリ語の呪文「唵(おん)」でもあり、「ア・ウ・ム」の3文字に分解できます。
これは、インドのヒンドゥー教に於ける宇宙の創造(ブラフマー神：宇宙の創造を司る神)・維持(ヴィシュヌ神：宇宙の維持を司る神)・破壊(シヴァ神：宇宙の寿命が尽きた時に世界の破壊を司る神)を表しているとも言われています。

ネットであるように、京都の探偵M氏の家の向かいにあったオーム電機とオームの法則に由来した話もありますが、ゴロとしてはあったのかもしれないと、個人的には思います。

ただ、最初の頃には、いろいろと模索時期にあって、まだまだ勉強段階であっのではないかと、推測されます。
因みに、宗教法人としての｢天理教」の調査の依頼を受けたのが、京都の探偵M氏だったとも聞きますし、井上に盗聴方法を教えたと言うのも、この探偵M氏だったとも聞きます。

京都と言えば、その昔、京都の裁判所の近くで、坂本弁護士のお母さんをお見かけした事がありました。
それから、昨日の結末になるに、これほどの時間が経ったと思うと、感慨深いです。

１９８４年に設立したヨーガ教室「オウムの会」（その後「オウム神仙の会」と改称）した辺りから、ヨーガ教室と言うより、宗教的な意味合いが強くなり、理論付けにヒンズウー教、チベット密教、原始仏教、更にサンスクリット語またはパーリ語の知識が強くなったような気がします。

ですから、チベット仏教や原始仏教の要素をアピールしたため仏教系分類されることも多いですか、あえて前面に「仏教」を名乗らなかった理由は、ここにあるように推測されます。

人生の迷走段階にある若者が、時にヒンズウー教、チベット密教、原始仏教に興味に誘われることはよくあります。
その結果、インドに行ったり、チベットに行ったり、現代の仏教とは違う異次元の宗教観を求めるのでしょうね。

高学歴のエリートが多いモノこの種の特異性です。
ヒンズウー教、チベット密教、原始仏教と言うのは、不可解な事が多いです。
特に私的に言えば、原始仏教には、興味がありますね。
今の経典は、お釈迦様の死後時間を経って、編纂されたものです。

瞑想と言うキーワードが、いろいろとフィルターを掛けて、現代人には分かりにくいモノになっています。
瞑想の中には、その呼吸方法などから、特別な心理状況に達することがありますね。
分かりやすく言えば、禅の座禅もそうかもしれません。
自己を存在を無意識にして、無の境地にしていながら、針一本落ちる音すら感知できる神経状態になれるわけです。

ストレスの多い現代詩人には、この瞑想の有益性は、高いと思われます。
また、一定以上の粋に達したそれぞれの分野の一流人が、禅などに触れて、座禅や瞑想することによって、次のステージに到達されることは、よく聞く話です。
そんな不思議な魅力が、瞑想にあります。

子供の頃に教えてもらった座禅の時に、先生からゆっくりと1～10を数えて、10になったら、また1～10を数える繰り返しの中で、その数を数えているこことすら意識していない自分の存在になります。
生きていながら、自分の意識を自然との同調するかのような、精神状態にすることで、座禅の後何かすっきりした経験があります。

禅の世界と言えば、私の中では象徴的な｢梵字｣世界です。
梵字の世界と言えば、サンスクリット語またはパーリ語の呪文をイメージしますね。

そんな梵字の世界観が、オウム真理教にもあります。
教団で言うホーリーネームです。

有名なのでは、松本の三女（松本麗華） - アジタナーター・ウマーパールヴァティー・アーチャリー、俗に「アーチャリー」と呼ばれることがありましたね。
アーチャリーとは、日本語で言えば、阿闍梨(あじゃり)を指す言葉で、もともとサンスクリット語で「軌範」を意味し、漢語では師範・軌師範・正行とも表記して、それらの指導者・範となるべき高徳の僧を意味します。

阿闍梨(あじゃり)と言えば、天台宗・真言宗の僧の位としても世に知らされています。
私としては、京銘菓・阿闍梨餅もイメージさせられます。

他に有名なホーリーネームは、井上嘉浩の「アーナンダ」、土谷正実の 「クシティガルバ」、上祐史浩氏の「マイトレーヤ」でしょう。

「アーナンダ」は、多聞第一・釈迦の十大弟子の名前です。
「クシティガルバ」は、地蔵菩薩(持地菩薩)を指し、名前のクシティは「大地」を、ガルバは「胎内」「子宮」「胎蔵」を現しています。

不思議なのは、上祐史浩氏の「マイトレーヤ」ですね。
「マイトレーヤ」とは、次の仏、この世に出で来られる未来仏の弥勒菩薩様の名前です。

あれだけ、幹部が逮捕されながら、なぜ幹部の上祐史浩氏は、事件に関与しなかったのか、不思議です。
本当に、全く関与しなかったのか、意図して関与させなかったのか、この辺りも不思議です。
やはり、次の未来仏の弥勒菩薩様の使命があっのかもしれません。
しかし、今回の死刑執行後の会見でも、いろいろと麻原のオウム真理教との決別を述べておられました。

梵字で言えば、オウム真理教教団で有名になった旧上九一色村に多数点在すした施設をサティアンと読んでいたのを思い出しますが、サティアンとは、サンスクリット語で、｢真理｣を意味すると記憶しています。
ホーリーネームもよく見れば、いろいろなものがごちゃ混ぜになって、後のホーリーネームの方が、長くなると言う傾向がある所を見ても、論理的なものではなかったと言えます。

昔私の職場に居た方が、元オウム信者でした。
その方も、ホーリーネームも貰ったと言っていました。
不思議な方でしたが、あの「血のイニシエーション」の儀式を受けたと教えてもらいしまたね。

「血のイニシエーション」1988年3月頃から行われたと言う麻原の血液入りの液体を飲むイニシエーションという儀式です。
これが、今後大変な事になると予感しています。
「血のイニシエーション」とは、簡単に言えば、麻原によるマインドコントロールの催眠術だと推測されます。

世の中終わりを意味するハルマゲドンを引き起こす最後の審判の引き金を、麻原が発した可能性がありますね。
死刑執行される前に、最後の呪文、つまりハルマゲドンを引き起こす呪文です。

この「血のイニシエーション」を受けた事による潜在的な催眠術が、この呪文によって、引き起こされる可能性を懸念しています。
突然、テロ的な行為を行うと考えれば、お解りでしょう。

政府は、このオカルト宗教教祖麻原死刑囚の一連の執行の動画を撮っていると思われます。
その時に、何を発したかをこれが世に漏れれば、もしくは、漏らすような特別な使命を受けた人間が、政府に居るはずです。
次なるテロに繋がらないかと懸念しています。
あくまでも、私の妄想であって貰いたいです。

「血のイニシエーション」を受けた方は、数千人から数万人いると考えると、また、日本国内でなく、ロシア、アメリカなどの外国でもテロを懸念されます。
ここ１ヶ月から半年は気を付けないと、いけないと考えています。
人生、まさかと言うそんな大きな坂がありますからね。

この教祖とその高弟6人との死刑執行が、新たな引き金にならないことを祈るばかりです。

平穏な日々が過ごせますように、神仏に祈るばかりです。