''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

カツオのたたきと、菊正宗の樽酒 より。

良いお天気だと言いたいですが、小雨が降っています。
近くの神社さんのお祭りです。

だんじりがあるみたいで、近くをひきいて巡行さけているみたいです。
先日来より、試し引きやら太鼓のお囃子やら聞こえていました。

それを愛娘のゆうゆうが、「たいこ、たいこ」と囃してます。
ゆうゆうは、太鼓の音が好きです。
私の父が、地元のお祭りでは、笛を担当していましたから、そうした和楽器のDNAが含まれているのかもしれません。

だんじりと言っても、岸和田のような勇壮なだんじりでなく、足元にはバッテリーを積んだ機械式移動手段を取られています。
時代の様変わりですが、それでいいと思います。
坂道も多いし、子供さんや参加される方の安全を最優先にして、だんじりの巡行が進めばいいと思います。

私たちの地元播州では、秋の祭りと言えば、鯖寿司を食べる風習がありますが、今住んでいる辺りでは、どうなんでしょうかね。
バイトで鯖寿司を作っていた事があります。

ラップを使って、上手に形を形成して、鯖寿司を安定されます。
いい鯖があれば作りたいですね。

鯖寿司は、私の好物です。
関西では、鯖寿司は2種類あります。
姿のままの鯖寿司と、大阪寿司のように成形されたバッテラと呼ばれる昆布を一緒に加工した鯖寿司ですね。

姿をそのまま使った鯖寿司にも、2種類あります。
頭を付けたままの鯖の姿をしたままの田舎作りの鯖寿司と、頭を落として、鯖の身の厚さを成形して長方形の方にした鯖寿司です。

後者の方が、作りやすいです。
私が作っていたのも、後者の方です。
私の郷里播州では頭の付いたままの鯖寿司でした。

大阪でバッテラと呼ばれる鯖寿司ですが、確かモノの記憶では、オランダ語で小舟の事をバッテラと呼ぶ事に由来していると聞いたことがあります。
ですから、本来は、頭の付いたままの鯖寿司の形が、小舟形のボートの形をしてる事になりますね。

どちらにしても、鯖寿司は美味いです。
ただ、京都で鯖寿司と言えば、ご馳走です。
有名店の鯖寿司は、値段も5,000円~8,000円近くするモノも、有るくらいです。

大阪では、もっと庶民的な値段ですが、本当の箱寿司と言うか、押し寿司の大阪寿司は、なかなか高価なものです。
食べてみると、やはり、値段の価値に見合う美味さがあります。
いろんな味が、いろいろと加味されて、相乗効果が相まって、一つの宝石箱のような見た目と味わいです。

家で作るなら、〆鯖になったモノが売られていますので、これを使えば簡単にすぐ出来ます。
余り安い〆鯖は、味も安くなります。
身の厚い〆鯖で作ると、それだけ美味いモノになります。
〆鯖と美味い鯖寿司の関係は、正比例することが多いですね。

〆鯖の売られている辺りでよく見かけるのが、カツオのたたきです。
鯖寿司と同じように、ボート型です。
カットしたものでなく、一節のままになっているモノを買って来て、家で切り分けます。
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家なら、野菜を盛り付けて、塩で頂くモノ、ポン酢で頂くモノいいです。
写真の後は、ポン酢と糸状のマヨネーズで、たこ焼き風にトッピングしました。
ポン酢とマヨネーズは合います。
もちろん、スライスしたニンニクもネギもトッピングするのも、いいです。

生のカツオの節があると、家で皮目をフライパンで焼き目を付けて、即席のカツオのたたきにしてもいいです。
すると、温かいカツオのたたきが食べられます。

叩きと言うからには、軽くペタペタと叩きます。

叩いたからと言って、落語「叩き蟹」みたいに横には歩きません。
それとも、ホームセンターで藁を買って来て、家で本格的なカツオのたたきを作るのもいいでしょうね。

そんな時には、冷やの酒も美味いです。
冷と言っても、冷酒ではありません。
常温のお酒です。
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この日は、菊正宗の樽酒にしてみました。
なかなかいいです。
樽の木香(きが)が微かに感じます。

杉樽の木香(きが)が強過ぎると、呑みにくいモノです。
1斗樽で酒を呑むのは、酒呑みの夢です。
菊正宗の1斗樽を買って、昔は台所の端に置いても、きゅっと栓を抜いて、枡酒で呑みたいと思うモノです。

ただ、樽酒も半分呑むくらいから、木香が強くなりますので、強くなり過ぎないように、一升瓶に数本取って保存するのがいいと思います。
後の樽は、奈良漬にでもしたらいいでしょうね。

樽酒の香りに、カツオのたたきの匂いも、打ち溶けあって、呑み口がよくなります。
ポン酢と、マヨネーズのトッピングと、酒にも、ビールにも合います。

私の場合には、野菜の添えがあると、サラダ感覚で楽しめます。
野菜の下にも、カツオのたたきは入っています。
天に、貝割れと人参とオニオンスライスで色合いもいいですね。
皿は、有田焼の染付です。

少し雰囲気を変えるだけで、ご馳走感が出来ます。
盛り付けも食欲を出す為には、いろいろと工夫が必要でしょうね。
家ですから、手軽に出来る盛り付けで工夫を付けます。

これで一杯呑めると言わんばかりの落語「二人癖」ですね。
「この樽に、大根100本は詰まるかな?」って、一人で噺の世界に入れ込みやすい性格です。

落語に食べ物の出て来る噺は多いけど、カツオのたたくが出て来る噺は記憶にありません。
酒は、いっぱいありますね。
先代5代目小さん師匠の「試し酒」が聴きたくなりましたよ。

それとも、馬風さんの小さん師匠との思いでも、腹を抱えて笑えます。
名人芸の落語は、いつまでの記憶と歴史に残ります。
ありがたいです。

日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。