寒いと温かいモノが、何よりのご馳走に感じます。
何かもう一椀欲しいとなれば、味噌汁でしょう。
でも、麺類が欲しい時があります。
そんな時は、にゅう麺です。
元播州の産にして、姓はかんとう、名はしょうえ、渾名はヘンコウ、それじゃ、落語「垂乳女(たらちね)」のお清さんの自己紹介みたいです。
なんか渡世の仁義みたいですよ。
落語の上では、お清さんの母が33歳の時に、鶴の夢を見て懐妊したので、小さい時は、鶴女と呼ばれている話は、面白いです。
料理の世界でも、鶴と亀は、縁起物です。
婚礼の料理にも、鶴の器が多用されます。
大抵の鶴の皿と言えば、単鶴、双鶴、群鶴のどれかですが、婚礼には双鶴紋がよく使われますね。
落語の話でも「つる」は有名です。
鶴は、縁起がいいんでしょう。
鶴は千年、亀は万年と長寿の象徴です。
今年の写真で、出番がなかった椀モノです。
寒い時のにゅう麺はご馳走です。
播州の人はもそうめんもよく食べますが、にゅう麺がもっと大好きですね。
私の父も、にゅう麺が好物でしたね。
ただ、私が作るにゅう麺と、母が作るにゅう麺とは別物です。
母が作るにゅう麺は、茹で過ぎています。
そうめんも同じです。
麺類すべてに言えることです。
大人になって、独り暮らしするようななって、茹で過ぎないように作っています。
麺類は、茹で過ぎは禁物です。
硬い目に仕上げて、にゅう麺もクックッ煮込みません。
椀に麺を張って、汁物を流し入れます。
この日は、シメジとワカメと掻き玉でしたね。
出汁も白出汁ベースに、あっさりと仕上げています。
人参と揚げさんの双の千鳥に仕上げています。
嫁の愛用な型抜きを利用して、千鳥に仕上げています。
冷蔵庫に用意があれば、刻んだ三つ葉か、湯がいた三つ葉の結びにするのも、色合いがあっていいかもしれません。
大変美味しゅうございます。
自画自賛です。
にゅう麺には、市販の白出汁使えば、家で料理屋さんの味風になるんですよ。
色が薄いと、紫差すのは、ご法度です。
色は薄くても、しっかりと出汁が効いているので、美味いですよ。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。