気温が上がって来ると、休日ランチの麺にも変化が出ます。
7歳児ゆうゆうに、ランチは何がいいかと聞かば、「うどん」、冷たいのか温かいのかと、更に尋ねると、「つめたいの」と答えが返って来ます。
どうも、冷たい麺が好みらしいです。
我が家では、そう聞きながら、両方用意することが多いです。
それは、私が両方食べたいからです。
そば屋に行っても、両方食べることもあります。
ただ、この日は、娘の希望通りに、ぼっかけにしました。
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温玉乗せのうどんです。
温玉は、嫁が担当です。
私は、麺と汁の担当です。
今回は、讃岐うどんの半生タイプを使いました。
大きな鍋で茹で上げます。
時間通りに茹でて、大きなザルで一気に湯切りをしたうどんを、冷たい水でよく洗って〆ます。
ぬめりをとって、器に盛って温玉を乗せて、青ネギと白ごまフリフリして、シンプルモードの冷たいうどんです。
いつもながら美味いです。
7歳児のゆうゆうも、一気に完食です。
岳父の麺好きのDNAが光ります。
私の祖父が、家でうどんを打つのが美味かったと聞いたことがあります。
私が生後1ヶ月ほどで亡くなったので、会った事はありません。
我が家の血にも、うどんの麺を欲する血があったのかもしれません。
先日の平日も、ざるそばを作りましたが、娘と二人での昼餉に、ざるそばの食べ方の作法を教えました。
そばつゆにどっぷりそばを漬けない。
品よく音をたてて、啜る事です。
そばの通は、品よく音をたてて、そばを啜りますからね。
嫌に雑音でなく、心地よい音ですからね。
外国人には、理解できないそばの啜りの音です。
ただ、味噌汁や汁物等の、ズーズーの啜りは苦手です。
落語の「時うどん」でも、うどんを食べる所作がありますが、誇張し過ぎて、笑うだけです。
その点、「時そば」のそばの啜りは、本当の江戸っ子って言うのは、そばを手繰ると言う感じがいいですね。
関西は、出汁の文化圏です。
時うどんでも、うどんの出汁を批評します。
吉朝さんなら、昆布と雑魚の違いで、うどんの汁の序列を確定させます。
雑魚のイリコ出汁は、体にいいと言うだけです。
昆布の旨味には、太刀打ちできないのも事実です。
出汁は、昆布と鰹の相乗の旨味が、極上されます。
私は播州の産ですが、実家の母は、イリコを愛用していました。
質のいいイリコを出汁に使うという味に慣れていますので、イリコ出汁も美味いと思います。
ただ、頭や腸などの苦みのある部位は、取り除くことが雑味を出さないことだとも聞きますね。
讃岐うどんは、イリコ出汁の汁もよく合うと思います。
あくまでも、好みの問題と、産地の問題です。
地域地域で、出汁が違います。
イリコ出汁のうどんも食べたくなりますね。
温玉もいいですね。
月見うどんよりは、温玉うどんの方が、いいですね。
生の玉子を出汁で掻きまわすと、出汁が濁って、旨味を感じなくなります。
ですから、月見うどんにせずに、温玉うどんか、溶き玉うどんにすることが多いです。
ランチには、家で湯がきたてのうどんはご馳走です。
美味いです。
次は、そばにしてみたくなります。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。