''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

出町柳 ふたばの豆餅

ふたばの豆餅、それも出町柳のふたばです。
日本一、いや世界一の豆餅です。大変美味しいです。
素朴な味です。飽きの来ない食べ続けることができる味です。
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季節によって、豆は少し変わります。私は少し青みのかかっている豆が好きですね。
豆が少し固いのです。それが豆の持っている本質の味です。大福のように餡と皮のバランスも大変いいです。素材の持味が生かされています。

餡の味も甘すぎす、固さもねっとりしすぎず、こちらも少し固めです。
豆の香り、餡の香り、皮の香りすべてを口中から鼻腔に心地よく抜けますね。
でもこの餡も季節によって違うように思います。
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昔、この辺のオヒイスに出入りしていましたので、1年を通して差し入れに頂いたりすることが多かったので、特に思い入れがあります。

なにかが違います。
餡だけでなく、周りの皮の加減がいいのです。塩加減も、しかりです。餡も、しかりです。
それ以上に、豆がしっかりと主張しています。豆餅であることを一時も忘れさせません。
三味一体、鬼神と化します。いつ食べてもうまいです。
変わらぬ味です。日本人であることも誇りにさえ思う逸品です。

年末、学生時代の友人と合いました。
昼間からの二人だけの忘年会です。
場所は、御池のそば屋です。こちらも美味しかったですね。酒の肴も美味しかったです。最後のシメにそばを頂きました。私はこの時期の好物、「鴨なん」です。

ここから、寺町(縦の通り)を上リます。このまま散策です。
丸太町通り(横の通り)を越えるぐらいが「御所」です。広大な敷地がそこにあります。御所の中をテクテクと散策します。
いろいろなものがそこにはあったのでしょうが、今では「址」としての碑が立っています。

この御所を抜けた一番上が、今出川通り(横の通り)です。
今出川通りと河原町通り(縦の通り)の交差点を少し上がったところに行列が見えます。
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ここが出町柳のふたばです。酔い覚ましに歩いた最終目的地です。

店内では5~6人が餅を作っています。その際から餅が売れて行きます。
時に一人で何十個と買って行かれます。どこかに差し入れでしょうかね。
この味を味わうには、その日に食べるのが一番です。
もし食べ切れなかったら、焼餅にして下さい。多少楽しめます。

大の大人二人して4個購入です。その間に温かい焙じ茶用意してます。
すぐさま、加茂川の川沿い、芝生のじゅうたんに腰掛けて、豆餅をぱく付きました。
味の感想は、冒頭記載の通りです。
美味しーーーーーーーーーーーーいです。

私の中では日本一だと思います。
他の追随を寄せ付けません。出町柳独特の豆餅です。
市内にも、ふたばという和菓子屋は多くあります。でも、餅が羽二重であったりと上品なんです。田舎くさそうでいて、シンプルかつオンリーワンです。

こんな豆餅に出会えてよかったと感謝です。
たかが豆餅、されど豆餅です。

わざわざ御池通り(横の通り)から二人して相談もすることなく、最終地点はここふたばでした。
楽しい忘年会となりました。(古いはなしですが、10日ほど前の出来事です)
新年会の最終目的地になりそうな気がします。

ささやかな幸せのお裾分けになれたらと思います。
最後までお付き合い下さいまして、いつもながらありがとさんです。