''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

くれたけ(呉竹)から見える世界。食と和歌より。

先日は、いろいろと励ましての言葉を頂戴しました。
ありがとさんです。
気鬱なこともありますよね。

上手に自分の気持ちをコントロールする術も知らないといけません。
しかし、そこは凡夫のはかなさです。
偉そうな言葉の援用を書き記しても、言うや易いがするは難しいです。

そんな時は、気分を変えて何か食べます。
先日、お気に入りの中華屋さんにGOです。
伏見の「くれたけ」です。
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前にも紹介したことがあります。
いろいろな美味しそうな料理がありますが、ここに来たなら絶対食べたいのがラーメンです。
昼餉には、ラーメンとご飯もののセットがお徳です。
この日はチャーハンとセット(750円)を頂きました。
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私の口にはとても合う鶏ベースの醤油ラーメンです。
ラーメン屋さんの、豚の背脂系のラーメンとは別物です。

近くには有名な「大中」と言うラーメン専門店があります。
しかし、食べたくなるのは鳥ベースの昔風のラーメンです。
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本当に美味しいです。
大きくて分厚いチャーシューが2枚鎮座しています。
お決まりのシナチクも載っています。

シナチク、モヤシにネギと来れば、ゴールデンコンビです。
(ゴールデンといっても、ゴールデンハーフエバはいません。ちょっと懐かしいかもです。)
麺もかたい目にお願いしています。
麺もスープも自分好みです。

むしゃぶるように一心不乱に食べます。
麺の香りとスープの香り、ダブルのワルツです。
スープの味も上品に出来ています。ネギの香りも引き立ちます。
今日のスープ、なかなか言い出来です。

チャーハンもお留守になりがちです。
チャーハンは、気持ちもう少しだけ味が濃い方がいいですね。
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これだけスープが上手に出来ていたら、最後の〆も楽しみです。
ラーメンの麺を食べ終えたら実行です。
口中が少し脂っぽいですから、ラーメンのスープにお酢をたらします。

結構な量です。大さじ2~3杯くらいでしょうかね。
スープが美味いと、お酢を入れてもさっぱりとしたスープです。
これも楽しみの一つです。

あくまでも、その日の体調とスープの出来と相談して、入れる量は加減して下さい。
何度かに分けて頂くのがコツです。
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ここで出されるお茶は、ウーロン茶ではありません。
ジャスミン茶です。
温かいジャスミン茶です。
何とも言えず「うまい」です。

大満足なランチタイムでした。
少し憂(う)さも晴れますね。

お店の由来は、この辺、呉竹という場所があるようです。
近くに呉竹文化センターという施設があります。
コンサートーホールを完備する施設です。
よくコンサートが行われています。

呉竹と聞くと、お正月をイメージしますね。
筆ペンといえば、呉竹ですからね。
でも、呉竹にはいろいろな意味があるようです。

呉竹は、中国の呉(ご)という国から渡来した竹です。
ハチク(淡竹)の別名ともいわれます。はちくの勢いもこの竹でしょうかね。
また、不倫の筍という意味もあるようです。

ですから「源氏物語」の中に筍にちなんだ話がありますね。

女三ノ宮の忘れ形見、薫(かおる)が、朱雀院から送られた筍を、つかんで食べようとする薫(かおる)を眺めてながら詠んだ源氏の君の歌です。

「うきふしも忘れずながらくれ竹の こは棄てがたきものにぞありける」

私的な意訳
  「いやな出来事を忘れることはできないけれど、生まれ来たこの子は可愛くて、放って置っておく(捨てる)わけにもいかないものよのう」

この薫の君が、「源氏物語」第3部の主人公の一人となって行くのですね。

偉そうなことを言っても、「源氏物語」は学校の授業で習ったぐらいです。
家に与謝野晶子氏の訳本がありましたので、分からないところを読んだ位の知識しかありません。

源氏物語」は知識の宝庫なんですね。
瀬戸内寂聴さんの訳の世界ではどんな風に表現されているのでしょうね。
仏法世界にも違った世界観にあるのか少し興味もありますね。

日々の生活には、いろいろなことがあります。
淡々とした繰り返しの日々であっても、人でありますから、感情の起伏が生じます。
気遣いの分かる人、分からない人、今ある自分の存在を自覚できる方、出来ない方、さまざまです。

今あることに感謝して、生かされていることに感謝する気持ちを持てば、すべての人にとって住みよい社会になるように思えます。
人それぞれ、その主(あるじ)は違っても、天の声に耳の傾けられる人は幸せです。
そう感じます。

日々平穏無事に過せることを祈ります。
大きな幸せは、滅多に来ません。
目線を下げて、小さい「よかった」の積み重ねが幸せに繋がります。
ありがたいと感謝です。

最後まで、長々しい話を読んで下さってありがとさんです。心よりお礼申し上げます。