''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

じゅうじゅうと。

大阪の天満で、遅い昼餉の話です。
店は、確かじゅうじゅう屋でしたかね。
あんまり、見ずに入りました。

間口の広くない店内です。
小さい鉄板のあるテーブルが幾つか見えます。
厨房の方が大きいというイメージです。

でも、奥にいくつもの鉄板があります。
手を洗いに行って初めて、店内の大きさに気づいたところです。

焼きそばとお好み焼きのお店です。
温玉乗せの焼きそばを、とりあえず注文しました。

しばらくして取皿が来ました。
何か字が書いてあります。
「元気だして。」
ありがたい言葉です。
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元気だしての言葉、いいですね。
大黒摩季さんり歌にもありますね。
彼女の声に勇気をもらいます。

今日の相方の皿にも何やら書いてあります。
ビールも注文しましたよ。
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やって来た焼きそばも今さっき釜揚げした湯がきたてのようです。
守口の星月を思い出しますね。
太麺でしっかりと腰があります。

市販の湯でそばとは、まったく違う感覚です。
とりあえず美味いです。
鉄板の火が強すぎます。
すぐに焦げてパリパリして来ます。

紅しょうがが美味いですね。
キャベツも豚肉もソースと麺の絡みもいいです。
やはり焼きそば、麺がいちばん美味いです。
温玉は、相方にお渡しします。

焼きそば食べ終えた頃に、明太子ポテトを追加です。
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なかなか美味いですね。
明太子と湯がいたポテトの上にチーズが溶けています。
こちらもうまいですね。

最後の〆には、やはりお好み焼きです。
イカ玉です。
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半分にしました。
相方は甘めのソース派です。
私は、その上に辛いソースをたっぷりと注ぎます。
その上に、カツオと青海苔たっぷり、オンザ 一味です。
やはり、「イチラー」です。

このちらのお好み焼きもどうしてどうして美味いです。
大きなイカがたっぷりと入っています。
こりゃうまいです。
いいですね。

やはり大阪です。
粉モン文化です。
あたらこちらにお好み焼き屋が点在しています。
味が一番です。

どうしてどうして家で食べるものとは違います。
大阪らしいものを頂きました。

じゅうじゅうと聞くと、『じゃりン子チエ』の主題歌を思い出します。
ホルモン串ですね。
よく食べるホルモン焼きと違って串に刺さって、焼き鳥のように焼くスタイルです。
一度だけ串のホルモンを食べたことがあります。

2本100円でした。
物20年も前の話です。
未だに、牛か豚か肉の種類が分かりません。
どこの部位かもわかりません。

脾臓かすい臓かとりあえず食べたことのない肉の食感であったことを思い出します。
要するにタレの味が、独特でそれなりにうまいものでしたね。
懐かしい味の記憶です。

じゅうとは、「十」とも言えます。
仏法世界、特に「妙法華経」の「見宝塔品第十一」で、十方分身諸仏さまという、お釈迦さまの分身を集められて、法を説かれました。
多宝佛塔が地上から現われる時のことですね。

十は、方位でもあり、光の象徴でもあるように感じます。
全世界、全宇宙をあまねく照らすイメージです。

じゅうじゅうという音も、あちらこちらの鉄板から聞こえてきます。
そこには、美味しいものを頂いている時間、会話や笑いのある空間です。
まさしく、十はじゅうであり、あまねく幸せにするそんなイメージです。

十は、「とう」とも読みます。
そのとうは、ありがとうのとうでもあります。

鉄板を囲んだ中に、小さい幸を見つけました。
ささやかな癒された幸せの空間です。
ありがたいと感謝します。

そんなじゅうじゅうという音に癒されます。
生かされていると実感です。

今日も一日平穏無事に過ごせるように、手を合わせます。

お好み焼きの丸い形のように、丸く収まりました。
最後まで、味気のない話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。