''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

歩こう会、大本山随心院と小野梅園より、梅見の会。

金曜以来、東北の地震の特別番組が続いています。
えらいことになりました。

被災された方には、お見舞いを申し上げます。
また、多くの方が無くなられています。
ご冥福をお祈りします。

こんな最中、土曜日は、前から決まっていた歩こう会でした。
東北や関東では、地震の被害と思いながら、寺院で手を合わせました。
早い復旧を祈ります。
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場所は、山科の大本山随心院です。
小野小町縁の寺としても有名です。
100歳を越えた小野小町の絵や像が残っています。
ちょっど、京都伝統産業青年会展が、催されていました。

お寺を拝観しているのは、少し楽しむことは出来ませんでした。
いろいろなお部屋の襖絵を楽しむより、展示の方が前に出ています。
なかなか趣のある部屋だったでしょうね。
またの機会に来たかったですね。
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もう一つの楽しみの梅も、2分咲きというところです。
幾本かの梅が咲いているくらいです。
その前で、写真を撮りました。
来週以降が、本番の予感です。

それでも、気分は梅の花です。
この寺の前を幾度と通っていますが、中に入ったことはありません。
この寺は、真言宗のお寺です。
弘法大師縁の寺院です。

ご本尊さまは、如意輪観音さまです。
何とも女性的な艶かしい観音様です。
首と体をくねらせておいでです。

不思議な感覚を覚えます。
いつも心の三毒を廃してもらっている観音様の一つのお姿です。
縁がここにも繋がっています。

どんな縁で、小野小町と繋がっているのかと、深草少将との百夜の通いの物語かも知れません。
少将は99日まで通い、最後の晩、大雪のため途中で凍死してしまうという悲しい結末です。
死んでも死に切れない心残りがあったに違いないです。
最後の晩に、災害によって、死出の旅立ちですからね。

大高源吾の時世の句を思い出しました。
「梅でのむ 茶屋もあるべし 死出の山」

東北の地震も、心残りで死出の旅立ちを、された方が多くいたかと思いと、今生きていることに感謝しています。
この先、いつも同じように災害に遭うかもしれません。
心残りないように生きたいものです。

大丈夫、もしそうなっても、観音さまのお導きがあります。
観音さまのお供なら、心丈夫です。
この世は、仮の「空」です。
来世もきっといいご縁を頂いて、いい縁の元にお生まれになると信じます。

その時、やはり現世でどれだけ、いいご縁を作れたかは大切です。
悪いことをせずに、いい行いをする。
ありがたい仏縁におすがりするだけです。

辛いことも、すべて仮の「空」です。
そう信じたいです。
そうでなければ、惨すぎます。

心静かな手を合わせたいです。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らすを、旨としています。
日々の暮らしが出来ることの、ありがたさに感謝の気持ちを忘れません。

今日も明日も、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、一日も早い復旧を祈ります。

最後まで、少々辛い話になりましたが、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。