''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

伏見稲荷の道八の「親子丼」を食するより。

昨日は、平日のお休みでした。
いつものように、午前中は肩と首のマッサージです。
いい先生に当りました。
体も少し軽くなりました。

その後、少し荷物を持って郵便局と銀行へ行く所用を済ませ、すでに昼1時半を回っています。
空腹でしたね。

ふと思いついたのが、私のブログにも訪問してくださる「けやんた」さんの言葉です。
どうせなら、このまま伏見稲荷の道八の「親子丼」を頂こうと、向かいました。
昼時を外していますので、客は1人だけです。
イメージ 2

前回は、物凄いお客さんで、外で待っている人もいましたね。
前に来た時は、中華そばでしたね。
これも、けやんたさんの大のお気に入りです。
次回は、肉多い目で注文することにして、今回は「親子丼」です。

席に着くと、もちろん、「親子丼」の注文です。
待つこと少々です。
やって来ました。
これが噂の親子丼(670円)です。
イメージ 1

箸を掴み、まずは玉子のとろとろ感を確認です。
いい感じです。
ごはんと玉子を一緒に口中に運びます。

「うーん、出汁が効いていて美味いです」
私にとっても、親子丼と言えば、こんな感じです。
出汁がいいですね。
玉子も硬くなっていません。

かしわも箸で掴んで、口中に掘り込みます。
うーん、硬くなくいい感じです。
出汁の味も、鳥の味も加味して、とてもジュウシーです。
丼汁の加減もいいです。

最近の汁ダクにしている傾向がありますが、丼物ですから、ある程度ごはんの部分が感じられないと、美味しくないです。
この親子丼は、いいですね。

山椒がすでに振られているのも、私には好みです。
山椒好きです。

雀食堂のかつ丼にも、山椒が振られていました。
赤出汁に山椒振るのも大好きです。
味が、ぐっとアップして料理屋さんの味になります。
鳥と山椒は合います。

鶏肉の山椒焼きは、私の好物です。
この美味しい店も、近くにあります。
家でもよく作ります。
鶏肉の臭みが、山椒を振ることで、消えます。

鰻にも山椒振りますからね。
鰻には独特の泥臭い匂いがあります。
これを焼いてタレに漬けて、何度もつけ焼きにします。
鰻も、山椒がないと、どうも美味しく感じません。

山椒は、目にいいです。
モノの本によると、日に2粒ほど毎日食すると、昼間でも星を見る事ができると言うのを聞いた事があります。
それだけに、食しすぎると、副作用もあるとも聞きます。
振りすぎは注意です。

毎日一瓶は使いませんから、大丈夫です。
玉子にも独特の臭みがあります。
鳥と玉子の臭みを消し去るありがたい山椒です。

ケーキとか作るときに、玉子の癖をとるために、バニラエッセンスを振りますからね。
やはり、香りで香りを取り去るのですね。

一息に「親子丼」頂ました。
うーん、けやんたさんの舌に、私も近づきたいですね。
また、美味しい情報があれば、教えて下さい。
ありがとさんでした。

道八と言うと、わかりにくい場所にあるので、常連さんか、倖田 來未さんのファン辺りでしょうかね。
わらび餅が、お気に入りとの事です。
甘味もありますから、食後のデザートにもいいかもですね。
店内には、サインが置いてありましたよ。

あまり教えたくないですね。
それじゃ、深夜食堂の料理評論家の戸山と一緒じゃないですかね。
隠れ家的な店にしておきたいです。
平日でないと、ゆっくり来れません。

少々寄り道しました。
少々と言えば、この伏見の場所では、やはり「深草少将」です。
平安時代の初め頃、桓武天皇から深草少将義宣卿に、屋敷を賜ったとあります。
正史には出て来ない人物だとも聞きます。

場所は、稲荷から京阪電車で大阪側に3駅ほど行った「墨染」、今の欣浄寺の境内は、屋敷跡のようですね。
そこから、山科の小野小町のもとへ、百夜通ったと言う有名な話です。
99日目の大雪に、百夜通うことが出来なかった哀れな話の結末です。

話によれば、その大雪で凍死したとも、言われています。
調べて見ると、この辺も諸説あるようですね。
深草少将義宣卿は、弘仁2年(813)3月16日薨去したと伝わっているようで、これなら、小野小町は、齢4歳ということになるようです。

あの話にある深草少将と、深草少将義宣卿は、別人の可能性もあり、たまたま同じ深草少将名前が被っただけかもしれません。
候補はいろいろとあるみたいですよ。
その辺は、暫しとどめんことにしましょう。
ロマンにしておいた方がいいみたいですね。

墨染から、山科の随心院までは遠いと思います。
車やバイクならいざ知らず、牛車に揺られて山道を行くなら、どれ位かかるのか検討も付きません。

「その色を分かぬあわれも深草や 竹の葉山の秋の夕ぐれ」(新続古今集
竹林や草木の深いところだったみたいですね。
小野小町も罪深いですよね。
美人だったら許されたのかも知れません。

深草少将屋敷跡と言われる「欣浄寺」と言えば、池波正太郎氏の書いた小説、「必殺仕掛人藤枝梅安の恩師・津山悦堂の墓がある寺として、有名です。
小説の話ですから、墓の有無は存じません。
しかし、池波正太郎氏も、この辺りを歩いて取材されたのは事実でしょうね。

伏見に来られたなら、伏見稲荷大社にも来られたと思います。
中書島辺りから、伏見城辺りの小説の話も多いですからね。

古い地名が残っています。
福島正則加藤清正上杉景勝石田三成の屋敷跡が、今でも地名に残っています。
そのまんまです。

地図を見て充分楽しめます。
これも伏見の楽しみ方の一つです。

ありがたいことです。
日々の暮らしの中にこそ、幸せがあります。
それを、拾うか拾わないかだけです。

生きているのでなく、何かの力で生かされています。
私の場合、仏さまですね。
ありがたい仏縁に感謝です。
いろんな所に繋がっています。
不思議です。

心の三毒を廃し、心静かに安穏にして暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、少々長い話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。