''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

深夜食堂 第五話「バターライス」より。

秋晴れと言いながら、曇ると少し肌寒いです。
やはり、秋と言うより冬ですね。

 

そら、もう少しで12月です。
今年も残すところ1ヶ月と数日ほどです。

 

12月もなれば師走と字の如く、忙しく走らないといけない様な、慌しさです。
バタバタした感じの年の瀬を感じます。
毎年毎年の事ながら、クリスマスの鈴の音に、あっという間に12月も過ぎますからね。

 

年末年始には、DVDの映画を見て、家でゆっくり過ごしたいです。
我が家は、地デジ化していませんから、テレビを見る機会はないです。

 

それもいいかも知れません。
どうしてもというなら、ネット動画を見てもいいです。
仕事で帰って来たら、新年間近でした。

 

そうそう、去年の大晦日は大雪でしたね。
今思い出しました。



どうしても紅白が見たいと言う気持ちもありませんが、年末の大晦日の風物詩です。
紅白終わって、そして、除夜の鐘を聞く、あー正月かって実感します。
近くの宝塔寺の鐘が聞こえます。

 

毎日、午後5時になると、鐘の音が聞こえます。
なんかいいですよ。

 

年末もドラマがあれば、見たいです。
昔は、年末に3日ほどの連続ドラマがあったものです。
田原坂』とか、懐かしいです。

 

いいドラマが大好きです。
最近では、朝ドラの『カーネーション』がいいですね。
昼休みに、仕事場でやっています。
久しぶりに朝ドラに、はまりそうです。

 

主演の尾野真千子さん、なかなか元気があっていいです。
毎日毎日、少しだけ元気を貰っています。
それに祖母役の正司照枝さん、はまり役ですね。
いい味が出ています。

 

それにやはり、父親・小原善作の小林薫さんが、いい味です。
今では、見ないヘンコな親父です。
昔は、こういう親父が多かったですね。

 

この先の展開も楽しみです。
小林薫さんと言うと、私の中では、深夜食堂の主人のイメージも強いです。

 

「深夜食堂」第五話「バターライス」を先日、ネットの動画で見ました。
常連さんに連れられて、料理評論家の戸山が来店です。
グルメの知識をひけらかす嫌な感じの人です。
店の雰囲気も、悪くなります。

 

そんな時、今や絶滅に近い流しのゴローさん(あがた森魚)が来店です。
ここには、週一度木曜日に来ます。
主人は、決まって「バターライス」と「小豚汁」を出します。
ゴローさんのお気に入りです。

 

バターライスと言っても、熱々のごはんに、バターを一かけ乗せるシンプルなものです。
バターの上にごはんを置いて、30秒ほど蒸らすのが、ゴローさん流です。
腕組みして待つ姿が様になっています。

 

醤油を「ちょっとだけ、ちょうとだけ」と言いながら、少しかけた絵面は食欲をそそります。
私の中で、バターライスと言えば、焼飯のように、こばんをフライパンで炒め、バターの風味をごはんに移すタイプが、私の定番ですね。
後で、少し醤油をかけます。

 

この手のバターライスは試したことがないです。
漫画『美味しんぼ』にも、30話「恥ずかしい料理」の中に出てきます。

 

「バター醤油まぶしご飯」ですね。
まさしくこの「バターライス」ですね。
バターと醤油は相性がいいですからね。
イメージ 1

一度やってみたかったです。
と言うことで、家でやりました。
折角ですので、ごはんを炊いて、熱々の上にバターを乗せました。
もちろん、醤油も「ちょっとだけ、ちょっとだけ」と言いながらかけましたね。

 

バターの風味と醤油の味が、なかなかどうしていいですね。
バターのコクと香りが、醤油の塩分が、これまたマッチングーです。
最近では、やらないエドはるみさんの懐かしいギャグですね。

 

豚汁はないので、いつものとろろ昆布の吸い物です。
これまた美味いです。
吸い物碗に、とろろ昆布、ネギを入れて、醤油を少し入れるだけですが、これが美味いです。
一味唐辛子を振って、頂くだけです。

 

バターの風味も、とろろ昆布の吸い物も、格別に美味かったです。
猫まんま」といい、値段の安い、家でも手軽に出来る深夜食堂のごはんものに、食欲を感じますね。
素材の持っている良さを引き出します。

 

話は戻って、ゴローさんは、ここでいつも『函館の女』を歌います。
主人の希望です。
料金は取らずに、歌を聴くわけです。
♪はるばる来たぜ 函館~ さーかまく波を乗り越えて~
なかなか味のあるゴローさんの歌です。

 

料理評論家の戸山も、すぐに「バターライス」を注文です。
それから、ちょくちょく深夜食堂に来店します。

 

目当ては、ゴローさんのようです。
接点は見えません。
その内、ゴローさんは見えなくなります。

 

数ヶ月後、来店です。
その時には、手に怪我をして、もうギターを弾けないと、廃業のご挨拶です。
戸山も一緒にいました。

 

この戸山とゴローさんは、昔の会ったことがあります。
戸山の姉は、ゴローさんのかつての恋人でした。
今でも、姉は1人でいます。
もちろん、ゴローさんも1人です。

 

どちらも、昔の恋を引きずっています。
それでも、ゴローさんは「遅すぎます」と言います。
昔、戸山とゴローさんは、このバターライスを姉と三人で食べています。

 

戸山は涙を流しながら、バターライスをゴローさんと一緒に食べます。
後になって、函館に戻り、姉さんの手伝いをして暮らします。
ハッピーエンドです。

 

それでも、戸山は深夜食堂に来て、バターライスを注文します。
「バターを乗せるだけなんで、家でも出来るでしょう?」と主人の問いに戸山が答えます。
「妻が帰国子女で、家ではパンだけで、こはんは食べない」との答えです。

 

すでに常連です。
この店の事を記事に書くのかと聞かれると、紹介したら、混んで自分が入れないので、誰にも言わないとのことです。
それに、ごはんのバター乗せただけの「バターライス」に星は付けられないとの事です。
確かですね。

 

何ともいい話でしたね。
余韻が残ります。
バターライスのバターの余韻もありますね。

 

いい縁が、この店を通じて、多くの方に繋がっています。
ありがたいことです。
私にも、こうして繋がって来ました。

 

日々の暮らしの中で、ささやかな幸せを見つけます。
日々の暮らしの中にこそ、幸せがあると思います。

 

嫌なことも多いです。
不愉快なことも多いです。
それも、人生ですね。

 

悪い縁を断ち切って、いい縁を結びたいです。
ありがたいことに、私は仏縁を頂いています。
ありがたいと感謝しています。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それが願いです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、バター風味のすっきりした後味の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。