今年初めての収穫、木になるトマト物語より。

暑いですね。
梅雨の明けきらないままに、夏を感じます。
昨日といい、今日といい、暑いですね。

夏が来ました。
そんな雰囲気の朝の目覚めです。
ありがたいことに今日も仕事です。

汗が流れます。
巨大な構内とは言え、屋根も回りもは鉄板です。
風は通りません。

室温計は、35℃を越えています。
夏本番になれば、昼間は40℃を越え、50℃近くになることもあります。
ダイエット効果はありますでしょうかね。
しかし、夏場はやはり痩せますね。

水分補給に塩分補給、それにビタミンも補給しないといけませんね。
今年最初、裏庭のトマトの収穫です。

木になっています。
すでに背丈は、2メートルを越えています。

三本のトマトです。
その内、二本はプチトマトです。
一本は、普通のトマトと思っています。

大きい梅の実ぐらいの大きさです。
香りもトマトです。
青臭くもありません。
清清しいトマトの香りです。

早速、味味です。
そのまま食べてもいいのですが、やはり何かに添えてみたくなりました。
発泡酒の肴にあぶりチャーシューがありました。
ここに盛って見ました。

瑞々しいトマトです。
もちろん、無農薬です。
収穫して１時間も経っていないです。

もちろん、生産場所は、家の裏庭です。
生産者も私です。
安全なトマトです。

まずは、トマトからです。
うまいです。
水分たっぷりです。

あぶったチャーシューもなかなか美味いです。
次の日には、ラーメンにこのあぶりチャーシューをたっぷり乗せた昼餉を頂きました。
もちろん、刻んだネギもたっぷりです。

あぶりと聞いて一昔前の記憶があります。
のりぴー事件ですね。
覚醒剤の事件に、「あぶり」というキーワードが流行りました。

学生時代、覚醒剤の専門授業があって、そこでいろんな麻薬について、授業を受けた記憶があります。
いろんな種類があるんですよ。

打ったり、吸ったりするタイプもあります。
覚醒と言いながら、覚醒はしません。
依存すれば、幻覚や幻聴が現れます。

仏の世界で、目覚めるとは、ブッダですね。
目覚めた人、悟りを得た人という意味ですね。
目覚めたとは、輪廻の輪の中から、最終解脱出来たことをさすと思いますね。
輪廻の輪から、解脱とは、魂の記憶をすべて得たことだと思います。

前世の記憶も、その前の現世の記憶もです。
過去世の記憶の中で、多くの悟りを得ていたことが記されています。
もちろん、来世の記憶もでしょうね。

三世の諸仏に帰依するのも、この輪廻の中に私たちが、居るからでしょうね。
この世は、仮の「空」と、私はよく書きます。
この世は、仮の姿です。

仮と言っても、この現世で修行しないと、来世にはつながりません。
現世を否定しているのではありません。
現世を肯定しています。

この現世で、悪い縁を断ち切り、いい縁を結ぶことが大切です。
その為には、悪い行いをせずに、いい行いをなすことが必要です。

この宇宙は、仏の世界にあります。
原因と結果、まさしく因縁によって、現世も来世を影響しています。
過去世の行いが、現世に影響しています。

この世の中、いろんな方がおいでです。
十界互具の世界です。
人の形をしていても、その基底は餓鬼であったり、畜生であったりする人もいます。
世の中に残忍な事件が起きるのも、こうした要因です。

可笑しな振る舞いや常識離れした行いをする方もおいでなのは、その為ですね。
その反面、人の形をしていても、菩薩さまもおいでです。
そんな複雑な世界に住しています。

類は友を呼ぶ。
この意味は、そうした意味でもあります。
餓鬼の人は餓鬼の人を友となし、阿修羅の方は阿修羅の方を友とする。

悪い縁とは、こうした縁に巻き込まれない方法です。
いい縁とは、菩薩さまのような方と交われば、自らも菩薩さまに一歩でも近づけます。

身分や社会的地位で、その基底があるものではありません。
平安の貴族は、身分が高い人は、上人であり、身分によって、中人、下人と仏の縁もあると感じていたのかもしれません。

金銭の多寡や社会的地位で、仏の縁は関係していないと思います。
功徳という意味では、大居士というには、経済的な支援は魅力的ですがね。
それは意味を成さないように思います。
布施は、金銭だけでなく、心や言葉でも出来ると聞きます。

日々の暮らしの中に、幸せがあんですね。
金銭だけで、その幸せがあるものではありません。
あればあれで、良いのかもしれませんけどね。

自分の分と言うものがあります。
自分にあった幸せが、一番です。

暑い日、汗して働き、家であぶりチャーシューに自家製のトマトを乗せて、それを肴に発泡酒や日本酒を呑む。
至福です。
ありがたいです。

安っぽいですが、自分にあった幸せです。
ありがたいです。

これもありがたい仏縁のお陰です。
物の考え方でしょうね。
道は近きにありです。
一歩一歩、この道を進めば、いずれ長安に到達すると信じています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らすを旨としています。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、気にならないままの話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。