''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

食欲の秋 秋鮭を食らう より。

朝から天気が、いいですね。
秋晴れの予感です。

「天高く馬肥ゆる秋」とよく言われます。
秋のこうした情景に当てはまるような、言葉です。

もともと、中国のことわざです。
秋になると、北方の騎馬民族匈奴が、収穫の秋になると大挙してその実りを略奪にやって来たことに由来します。

馬が肥えると、それ備えを喚起します。
そのため出来たのが、万里の長城(ばんりのちょうじょう)とも聞きます。
宇宙から見て目で、唯一確認できる建造物とも聞きます。

日本にも、馬にまつわる短い文が有名です。

一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ

徳川家康の家臣であった本多作左衛門重次が、家族に宛てたもっと短い手紙です。
本多作左衛門重次は、別名・鬼作左(おにさくざ)と呼ばれる剛の者です。
この文に出て来るお仙とは、幼子であった本多重次の嫡男、仙千代の事です。
後に、福井の丸岡藩主になります。
現在の福井県坂井市になっていますが、丸岡町の時には、「日本一短い母への手紙」で映画にもなったと記憶しています。

火の用心は大切です。
空気が乾燥してくると、火事に注意しないといけません。
京都では、火伏せ・防火の神、愛宕さんと言えば『火迺要慎』(ひのようじん)のお札が有名です。

愛宕さんと言えば、明智光秀の謀反ですよね。
自民党総裁選では、谷垣氏を擁立せずに、謀反人の石原氏が、総裁選に出馬して、敗退です。
何か感じるものがあります。

明智光秀も、愛宕権現に参篭し、連歌の会を催し、「時は今 天が下知る 五月哉」の発句がよく知られています。
天下を意識したとも言われています。
この後、本能寺の変になってしまいました。

明智光秀というと謀反のイメージが付きますが、天正3年7月3日には、朝廷より明智光秀に正式な名乗りとして、惟任日向守光秀になっています。
惟任日向守光秀と、呼んであげたいです。

愛宕さんと言えば、朝のテレビ小説・『ちりとてちん』の徒然亭草若の落語「愛宕山」を思い出しますね。

「野辺へ出て参りますと、春先のことで、空には雲雀がピーチクパーチクさえずって、下はレンゲ、タンポポの花 盛り、陽炎がこう燃え立ちまして、遠山にはすーっと霞の帯を引いたよう麦が青々と伸びて、菜種の花が彩っていようかという本陽気、やっかましゅう言うて やって参ります。その道中の陽気なこと~陽気なこと」

過去の記事にもしています。
祇園から、愛宕山に、舞妓さんやら芸子さんやらを連れて、遊びに行く話ですね。
こちらは、春の陽気です。

でも、秋の陽気もいいですよね。
景色もしだいしだいに、紅葉に深まり行きます。
それも自然の摂理です。

秋と言えば、やはり食欲の秋です。
先日も、スーパー・フレスコで秋鮭を購入です。
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バターソテーしても良かったし、ムニエルにしても良かったです。
でも、カロリーの事も考え、体の事も考え、グリルで焼き魚にしました。
これが、日本酒の燗酒に良く合います。
もちろん、アロマっ子さんから頂いたすだちも添えます。

すだちの酸味と秋鮭のさっぱり感は、絶妙で美味いですね。
やはり、塩した鮭やチリなどの外国産の鮭とは、香りが違います。
チリ産の鮭もよく購入します。
脂が乗っていて、美味いです。

チリと言っても、ごみのようなあの塵ではありません。
塵も埃(ほこり)も、名前だけ聞くなら、見向きもしませんが、ひょんなことから有名人になれば、卒業した学校では、わが校の「誇り」と変わります。
チリ産の鮭も美味いです。

食べてみないと、あでもないこうでもないと知ったかぶりのことを、面白おかしく取り上げた落語が、「ちりとてちん」また、関東では「酢豆腐」と言います。
長崎名物「ちりとてちん」、味というと、豆腐の腐ったような味がするようです。

「てりとてさん」は、一口に限ります。
こんなのが、確かサゲだった記憶しています。
♪チャンリンチャンリン デンデン~

食欲の秋と言えども、そればかりと言うのは困ります。
梨もあります。
秋刀魚もあります。
松茸は、スルーしています。
えーっと、この続きが出てきません。(貧乏舌かもしれません)

健康に気遣って、健康に食したいものです。
昨日、健康診断に行って来ましたが、少し不摂生が数字に出ましたね。
ちょっと、酒量を控えたいです。
何事もほどぼどが、いいみたいです。

日々の暮らしの中で、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁に頂けたことに感謝しています。
ありがとさんです。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、むちゃぶりな酢豆腐な話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。