''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

名物・絹笠の「ふる里の味 とん蝶」を頂きました より。

いい天気ですね。
日差しが、居間まで入ります。
部屋に居ても、朝から電気など点ける必要はありません。

 

温かい日差しと、まばゆい太陽の光で、何気に、妄想モードになります。
もの思いにふけりそうです。
物を思うとは、穏やかな事かもしれません。

 

「ふるさとは遠きにありて思うもの」、そんな始まりは、室生犀星の有名な詩ですよね。
その後に、「そして悲しくうたふもの よしやうらぶれて異土の乞食(かたい)となるとても 帰るところにあるまじや」と言葉を聞くと、少し気分も下降気味です。

 

落ちぶれて、乞食になっても、帰る所じゃないんなんで、その半面、最後に帰りたいのは、ふるさとなんですよね。
望郷の念が、最後にあるのが、人の常です。
乞食も、かたいと呼ばれたり、ルンペンと呼ばれたりします。

 

私の好きな呼び方は、お菰(こも)です。
乞食の呼び方に好きも嫌いもありませんが、落語に登場する乞食は、お菰(こも)です。
吉朝さんの落語の十八番「ふぐ鍋」にも、頭の切れる賢いお菰(こも)が最後に笑いを誘います。

 

そうそう、ネットで調べるとルンペンの語源は、布切れやボロ服を意味するドイツ語「Lumpen」でようです。
何やらドイツ語にすると、格好よく聞こえます。

 

日本の中にも、ソボロと言う言葉があります。
かの刀鍛冶の中に、ソボロ助広と言う風変わりな名工がいます。
作る作品は、新刀上々作にして最上大業物です。

 

「ソボロ」とは、服装にかまわず、常にボロをまとっていたためとか諸説ある不思議な御仁です。
その他の説には、まとまらぬ作の意とか、払えば落ちるの切味だとか、地名だと、祖ボーロと解して隠れキリシタンとする諸説がございます。
真実は定かではありません。

 

この二代目と言えば、あの濤乱刃(とうらんば)で有名な津田越前守助広(のち養子、津田甚之丞)です。
評価値は、新刀では最上位の1800万円と、車で言えば、フェラーリー級です。
しかし、師・初代助広の最上大業物の格下の大業物です。

 

刀より、豪華な脇差が多く見られます。
東の虎徹と共に新刀の横綱とも言われる事が多いですね。
また、では、大坂の井上真改とともに最高の評価がなされております。

 

初代ソボロ助広の師は、初代河内守国助です。
その二代目と言えば、ご存知中河内守国助(本名・小林八郎右衛門)です。
鬼平犯科帳長谷川平蔵の愛刀の一振りです。
もちろん、愛刀の中でも、大活躍の腰の刀と言えば、こちらもご存知、井上真改です。

 

長谷川平蔵の愛刀は、上方の物かお好きなようですね。
長谷川家も、もともとは大和の出自とも聞きますからね。

 

いやはや、乞食やルンペンやお菰(こも)から、えらい話になったみたいです。
脱線の切り味抜群でしょう。
一層の事、諸悪の根源、国賊を一気呵成に成敗したいです。
いえいえ、暴挙な言動には、注意が必要です。

 

ふるさとは、遠きにありて思うものです。
遠く離れてこそ、その良さも実感できるのかもしれません。
私も、いつも郷里播州を思っています。
もちろん、第二の郷里、京都伏見も思っています。
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先日、岳父から頂いたものに、御菓子司の絹笠の「ふる里の味 とん蝶」を頂きました。
農林大臣賞の名誉の味です。
国産のよいもち米で作られた簡易な軽食です。

 

素朴な味わいが後をひきます。
コンビニおにぎり2個くらいあります。
味は、昆布と梅干しの2種類が入ったような味わいですが、もち米の風味と食感、それに鼻に抜けるもち米の香りがいいですね。

 

また、食べたくなる大阪の味です。
食の切り味抜群です。
あとをひく味です。

 

また、今度は、自ら買いに参ります。
岳父殿、ご馳走様でした。

 

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、美味いどん帳下ろす話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。