''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家の食卓ものがたり 大根と手羽元の煮込み より。

寒さが一段と深まれば、温かい料理が何よりご馳走です。
シチューも、いいですよね。
ロールキャベツも、いいですよね。

記事の時系列とは齟齬しますが、関東煮の前日に話は戻ります。
嫁が、大根と手羽元の煮込みを作ってくれました。
大根は、先日帰省した時に、父が家の畑で作ってくれた丸大根です。
イメージ 1

一見すれば、蕪のような大根ですが、葉っぱも皮も立派な大根です。
大きな丸大根を庖丁で食べよい大きさに切って、鶏の手羽元と一緒に少し甘い目に炊いてくれたものです。

翌日になれば、手羽元から出たゼラチンから煮こごりが出ています。
余分な脂と灰汁は、丁寧に取り除いていますから、純粋に旨味です。

大根も京都の錦市場辺りの有次の菜切り庖丁でも使えば、サクサクと切れますよ。
家には、そんな有名な庖丁はありませんが、細みの庖丁でサクサク切れます。
俗に、「正宗で大根を切る」の喩があります。

正宗と言えば、相州五郎入道正宗です。
ザ・日本刀と言う感じです。
正宗には、俗に正宗十哲と呼ばれる高弟を排出しています。
弟子にも恵まれたことになります。
その筆頭格が、越中郷義弘でしょう。

正宗ファクトリーの専務取締役と言う感じです。
郷とお化けは見た事がないと言う諺まであります。
正宗ファクトリーのゴースト刀工でしょうかね。
そこまでは言えませんが、正宗自体が、鎌倉幕府の役人ですから、武器製造の係です。

特注品や贈答品に使われる別注品には、正宗の銘を入れるのは、贈答の短刀に限られるのも、納得出来ます。
これが、芸金の突破らい的な現金収入でしょうね。

正宗の短刀には、比類稀なる「庖丁正宗」と呼ばれる短刀があります。
それにしては、幅が広すぎます。
料理好きの武将に対する贈答の特注短刀だったと言うなら、私は納得しますが、専門家が納得されません。

武士が、料理をしないと思われるからです。
そんな事はないと思います。
食べ物に、通を求められる武士も多いと思われますよ。
古来より、帝の口に入る特別な料理の技を伝える生間流や四条流の料理作法が、今でも伝わっています。

こうなると、正宗で大根を切るも、あながち戯言ではなくなりますよ。
庖丁正宗の切れ味なら、大根の下のまな板まで切れそうです。
名刀「名物へし切長谷部」(国宝)もありますよ。
刀工の長谷部国重と言えば、先ほどの正宗十哲の一人と言われますが、証拠の方は裏付けが難しいようですね。

それじゃ、飛鳥さんの不起訴処分みたいですよ。
証拠の尿も、少なくて、再検査も出来ないと言えば、警察がこれはどんな黒と思っても、刑法で言う「疑わしきは、罰せず」の法格言の通りです。

この時期、熱いモノの例えに、舌が切れるほど熱いといのがあります。
舌は切れませんが、喉がやけどしますよ。
あの苦しさは、忘れません。
「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」の喩も、いつも頷きます。

大根も味がしゅんで、熱々です。
気を付けて食べないと、罰ゲームみたいになります。
でも、安心して下さい。
発泡酒は、いつも用意しています。

口や喉が冷たくなったら、熱燗で温めます。
こんな繰り返しです。
手羽元のよく煮込んでありますので、ホロホロです。
ホロホロと言っても、ホロホロ鳥ではありませんから、ホロホロ鳴いたりしません。
「愛染かつら」でしゃあるまいし、今の方には、死語の世界でしょう。

名刀も、今や鑑賞の楽しみですから、武器として使う事は無い時代に生まれた事に、何より感謝です。
気持ちの上では、『破れ傘刀舟悪人切り』の刀舟先生じゃありませんから、悪い役人どもを「てめえら人間じゃねぇ、叩き切ってやる」と伝家の宝刀を抜きりたい気持ちです。

東京オリンピックを、私利私欲の財布代わりに使おうとする黒いネズミを退治して貰いたいです。
関係自治体にも、費用のつけ回ししての、やりたい放題では、紳士のラガーマンではありませんね。
どう見ても、勧善懲悪の悪代官と言う役回りですよ。

年の瀬ですから、穏やかに一年を納まるようにしたいです。
今日明日と、残す所2日も、新しい年の3ヶ日も、穏やかに過ごせますように、祈るばかりです。

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、熱々大根に火傷しそうな話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。