''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

現代刀工による「庖丁正宗」 第一口 

年末いろいろと整理をしていると、写真がいろいろと出て来ました。 

2014年の『お守り刀 展覧会 特別展 現代刀匠二番勝負 二次元VS日本刀展』に行った時の写真が出て来ました。 

忙しくて整理できなかった時期ですね。 

 

いい機会だと思い、少し整理してみました。 

 

私の好きなのは、庖丁正宗と言う異様な刀です。 

庖丁のような身幅の広い刀です。 

最初見た時には、何か不思議なものを感じました。 

 

私のブログでも、雑誌の掲載の写真を上げています。 

俗に、庖丁正宗と言う刀(短刀)は、3口あると言われます。 

一番有名なの、今時で言う穴あき庖丁ですね。 

一度見たら、忘れられません。 

 

私は、昔名古屋の徳川美術館所蔵の庖丁正宗を見て事があります。 

それでも、驚きの身幅でしたね。 

 

正宗とは、あの名刀工の相州五郎入道正宗です。 

鎌倉幕府のお抱え刀工です。 

今時で言うなら、正宗ファクトリーです。 

高弟には、有名に正宗十哲と呼ばれる名工が居ます。 

 

太刀は、銘を切りません。 

ただ、銘があるのは、短刀だけね。 

太刀で正宗の銘があれば、まず偽物です。 

 

伊藤博文の書はいろいろと残っています。 

でも、基本博文と書く書は、署名は別にしてないでしょう。 

春の畝で、春畝と書き記すことが多いです。 

それと一緒で、正宗の太刀には、正宗と銘は切ってないですね。 

 

作った太刀は、幕府に納めるからでしょうね。 

ただ、別注の贈答品の依頼があって、この場合には短刀が多く、これには銘を切ることがあります。 

庖丁正宗も、別注以来で、料理好きの侍の注文だったように思います。 

戦に行っても、料理が出来ると便利とばかりの庖丁兼務の短刀なら、あり得るでしょう。 

 

ことわざにも、「正宗で大根を切る」と言うのがありますからね。 

我が家では、「正宗ドリル」と言う商品名に嫁の笑いを誘います。 

他人様の家とは、笑いのポイントが、違いますよね。 

 

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そんな庖丁正宗に魅了された現代刀工の方も居られます。 

No.14  銘(表) 播磨國住人高見國一作之 

黒呂色塗燻皮巻合口拵  刃長 25.2㎝ 反り 0.15㎝ 

 

刀身  高見一良    拵下地 森井敦央 

研磨  井上 聡    金具 古金具 

鎺     中田育男    柄巻、鮫着 遠山康男   

(敬称略) 

目貫小柄とも刀装最高峰の後藤家の師子で統一されているようです。 

 

凄い庖丁正宗の世界観が感じられますね。 

 

短刀にも、庖丁にも魅了されますよ。 

うーん、現代刀工さんも凄いのを作りますね。 

写真の整理して良かったです。 

 

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ありがたいことです。    

    

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