''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

夏の終わりに、平茶碗で一服喫す より。   

朝から幾分過ごしやすくなったと感じています。 

台風の影響なのかと思うと、九州地方の災害の記憶が思い出される。 

被害が少ない様にと念じるだけです。 

十分ご注意して下さい。 

 

9月入って早5日目、先月の終わりに、嫁がお薄を点ててくれました。 

8月なら、平茶碗の出番です。 

平茶碗なら、10月くらいまで使えると聞きますが、やはり夏茶碗のイメージです。 

 

「夏は、いかにも涼しきように。冬は、いかにも暖かなるように」と言うのが、南方録の一節が思い出されます。 

秘する花はないと聞きます。 

 

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岳父愛用に漁夫の茶碗です。 

禅語 漁夫生涯竹一竿 を思い出します。 

何とも分かり易い禅語です。 

もちろん、その意味する所は、大変深いと思います。 

 

いつもながら料理人なら「料夫生涯庖一丁」だと言い換えられます。 

いろんな職種の人に言い換えられるのが、親しみやすい禅語です。 

 

ただ、器用な方なら、一つの道具をいろいろと使い回しされるかもしれません。 

武士でも、庖丁の特異な武将もいたかもしれません。 

国宝の短刀 無銘 正宗 名物 庖丁正宗(刃長24.0 茎長9.4)と言う名刀があります。 

短刀と言うより、まさに身幅の広い庖丁です。 

 

庖丁正宗呼ばれる刀は3振りほどありますね。 

その中でも内藤家伝来の庖丁正宗(護摩箸透かし) 、現在の穴あき庖丁にも通じます。 

 名物庖丁正宗を観る。(上)

 

正宗は鎌倉幕府の役人ですから、太刀に銘はありません。 

銘があるのは、短刀に限られますよ。 

多分、短刀は、特別な依頼のあった特注品だっのではないかと思います。 

別料金って事ですよね。 

 

依頼者が、こんな庖丁にもなる短刀を欲しいと言えば、作ったのかもしれません。 

拵えも大変ですよ。 

こんな短刀で最後を迎えたくありません。 

切腹の際の「お肉通し」には使いたくないです。 

 

まさに料理用です。 

諺にも「大根を正宗で切る」と言うのがあるくらいです。 

人にも物にも、分があります。 

自分の分の中で、ささやかな幸せを見つけたいですね。 

 

人に比べて、幸せだとか、あくまで人は相対的な世界に住しています。 

人と比べて、自分の位置を確認する生き物です。 

でも、それを取り払えば、もっと幸せに暮らせると思いますね。 

親子3人暮らし、ささやかですが、幸せに感じて暮らさせてもらっています。 

 

夏の日に、平茶碗のお薄を一服して、しばし涼を得た気になります。 

ありがたいことです。 

 

親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。    

ありがたいことです。  

  

ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。    

ありがたいことです。    

    

日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。    

神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。    

ありがたいと感謝です。    

    

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