今週のお題「575」
先日、嫁がバス通勤の定期購入の為に、少し離れた近鉄の駅に向かいました。
帰りに、家で食べるようにと、菓子を購入してくれました。
もちろん、5歳児ゆうゆうは、大喜びです。
高めの菓子には、とりあえず喰い付きます。
見るからに、上品な和菓子です。
菓匠 清閑院 雅車(みやびぐるま)と銘も上品ですね。
俗にいう御所車をモチーフですね。
味の解説は、お店の解説から引用します。
細やかなこし餡に卵黄を加え、ほろほろとした口どけに仕上げた黄身羽二重時雨餡で栗餡と小豆餡を包み、ホロホロとした口どけ、御所車の車輪の文様を天面に写つした、雅やかな逸品の菓子です。
ほんに品のいい口どけの菓子です。
甘すぎず、私にはちょうどです。
隣の5歳児ゆうゆうの表情を見ると、遠くを眺めています。
悦に入っているのでしょう。
付かさず、嫁が一服点ててくれました。
岳父愛用の夏の釣り人の茶碗です。
夏らしい良さげな涼しげな風を感じます。
この茶碗を見ると、禅語の「漁夫生涯竹一竿」をイメージします。
「山僧の活計茶三畝、漁夫の生涯竹一竿」と対している言葉です。
いつもながら、「料夫の生涯庖一丁」ですね。
なんちゃっての料理人でもそう思います。
名誉も欲も欲せず、その道を歩姿に、何かしら憧れはありますね。
道元の弟子たちには「学問の人は須らく貧を学ぶべし」と繰り返し述べられていると聞きます。
良寛の作の一句も頭を過ります。
「焚くほどは風がもてくる落葉かな」
お薄も美味しく頂けました。
5歳児ゆうゆうにも飲ませます。
美味しいと言って飲みますね。
ありがたいことです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。