''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家の食卓ものがたり 金平ごぼう より。

朝から暑いですね。
今日も、大阪地方は、猛暑ですよ。
湿度が高いような気がします。

そんな中、へーベルハウスの近所迷惑な作業が、続きます。
暑い最中での金属の作業音は、不愉快極まりないです。
暑さもマシマシ系ですね。

元気と言えば、モリモリという表現が似合います。
それとも、元気と言えば、「やる気!元気!井脇!」と言うピンクの服着たあのおっさん化したおばちゃん政治家を思い出しますかね。

元気モリモリと言えば、そりゃ食欲の食べる方のモリモリでしょう。
とは言え、この猛暑で食欲が低下している方も多いはずです。
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播州の父が送ってくれたごぼうを使って、金平ごぼうを作ってみました。
地のごばうは、香りがいいです。
炊き込みご飯に入れてもいいです。

ごぼうを一緒に人参と炒め、少し甘い目に味を付けた上で、最後に醤油加減を見てみます。
辛すぎず作るのは、なかなか至難です。
最初から醤油を入れて仕上げると、辛くなった時に元に戻りません。
仕上げに、白ごまをフリフリしています。

1歳児ゆうゆうも食べさせますので、唐辛子は入れていません。
食べたければ、食べる時に一味をフリフリします。
リージョンやマクロジョンと、一昔前の話です。

江戸時代には、金平ごぼうと言えば、坂田金時の息子・坂田金平の好物だと言われていたとも聞きます。
坂田金時と言えば、子供の頃の「まかさり担いだ金太郎」の成長した姿です。
フライングゲットとのダンスは、無用の長物です。

ただ、金時の息子に、金平は居ません。
要するに、言葉の語呂合わせです。
ですから、語源も嘘ですね。
食べの由来とは、そうしたモノです。

坂田金時と言えば、酒天童子を退治した頼光四天王の一人です。
源頼光は、「らいこう」と音読みされることが多いです。
摂津多田に根拠を置く摂津源氏であって、源氏の本流ではありませんね。

頼光の愛刀と言えば、ご存じ「童子切(どうじぎり)」でよすね。
平安時代伯耆国の刀工の太刀であって、「童子切安綱(どうじぎりやすつな)」と、口から出ます。


天下五剣の一つであって、大包平と共に「日本刀の東西の両横綱」と称される最も優れた名刀とされている国宝の一振に指定されています。

ただ、酒天童子を退治した源氏重代とする鬼切の太刀は、京都の北野天満宮の鬼切丸や、多田満仲を祀った兵庫県川西市多田神社にも鬼切丸が存在するようです。
確かに、鬼切と称する太刀は、多いですね。

昔は、不都合があると、「鬼」の仕業にしていた風潮もありますから、それを切ったとなれば、武門の誉れですからね。
鬼切の太刀が多いのは、政治的な要素もあったと思われます。

鬼を切るのは、難しいですが、ごぼうを切るのにもテクが必要です。
鉛筆削りはしません。

まな板の上に置いたごぼうを、庖丁で横に刃をして転げるようにして、切ります。
もちろん、転げるのは、ごぼうの方ですよ。
左手で、ごぼうをコロコロさせて、右手の庖丁でそぎ切ります。

本物の和食の料理人のテクは、なかなか見ていて飽きません。
ペーパー料理人ですから、その辺りは雰囲気でお願いします。
細く長い目がもっとうです。

味をしっかり入れていますので、冷蔵庫に入れるなら数日は持ちます。
こりゃ、常備菜にもなりますよ。
写真は、味の上から、竹輪の細くったモノを入れて、炒め煮にしています。

日々感謝して暮らさせてもらっています。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
ありがとさんです。