''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

菊芋の金平を作ってみました より。

昨日も少し紹介しました。
最近注目されている食材に、菊芋があります。

食物繊維も多く含んでいます。
特に、糖尿秒病患者には、朗報です。

イヌリンと呼ばれる多糖類を多く含むようです。
要するに、糖の摂取による急激な血糖値を上げない糖類を含んでいると言う事です。
味も特に癖がなく、食感もナッツのような、竹の子のような、長芋のような、サクサクとした独特の歯ごたえです。
イメージ 1

これならと、皮もむかずに、そのまま刻んで、金平にしました。
金平と言えば、古来、坂田金時の息子で、坂田金平が好物であると名前の由来になっている食べ物です。

もともと、坂田金時は、幼名、金太郎で、あの鉞(まさかり)担いだ金太郎さんです。
後に、源頼光(みなもとのらいこう)の家来となり、頼光四天王の1人として有名です。

その名を天下に轟かせたのは、永祚2年3月、丹波の国にて、大江山(現在京都府福知山市)に住む酒呑童子を退治したことにあります。
この時使われた名刀の「名物・童子切安綱」は東京国立博物館蔵の国宝に指定されています。
天下五剣に数えられる名刀中の名刀と言う事になります。

一条天皇の命に、源頼光がその任を受けて、任務を遂行したことになります。
ただ、現在の鑑定からすると、12世紀の作のようで、時代の矛盾があります。
一言付け加えれば、鬼退治を意味する名刀は、多々あります。

それを抜きにしても、この「名物・童子切安綱」は名刀です。
凄すぎる太刀と言えますね。
拵えの「附糸巻太刀拵」(つけたりいちまきたちこしらえ)も、江戸時代の作とは言え、名刀に相応しい立派な拵えです。

金平の話から、脱線しました。
金平とは、如何なるものかを考えます。
金平と言えば、代表料理は、金平ごぼうです。

こぼうと人参だけのイメージですが、人参がなくても、金平です。
じゃ、何が金平なのかって言うと、油炒めした料理を金平と言うようです。
それも、どちらかと言うと、ゴマ油で炒めた料理です。
江戸時代には、ごぼうに精が付く食材と考えられたのも一つの要因でしょうね。

これが、進んで、唐辛子やネギの入った油炒めの代表の豆腐料理が、雷豆腐でしょう。
あの「豆腐百珍」にも含まれています。

ですから、変わった金平料理と言えば、「うどの金平」などもあります。
要するに、油炒めして醤油と砂糖で味付けた手軽なお惣菜です。
もちろん、ごまをフリフリします。
唐辛子もフリフリします。

熱燗にも、発泡酒にもよく合います。
もちろん、あつあつの白いごはんのお供にもなります。

やはり、お惣菜は飽きの来ない食卓の味わいです。
食卓に、いつもご馳走を求めてはなりません。
基本、粗食と考えています。
一汁一菜が理想でしょうね。

あくまでも、理想論です。
和食の持つ素晴らしい所を、いろいろと役立て、日々の暮らしに生かしたいです。
ありがたいと感謝です。

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、蘊蓄多い酒呑童子の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。