三つ葉葵、徳川の家紋はご存知ですよね。「ははぁー」と言うところでしょうか。
なんとも格調高い気もしますが、葵がすごい訳ではないです。京都には葵祭りと言うのがあります。京都三大祭りの一つですがどうも、「祇園祭り」や「時代祭り」に比べると分かりにくいです。もちろん長い歴史のある祭りです。
葵祭(あおいまつり、正式には賀茂祭)は、賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で、5月15日(陰暦四月の中の酉の日)に行なわれる例祭です。平安時代、「祭」といえば賀茂祭のことをさしたとまで書かれています。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
すごい祭りなんですが、いまいち見に行った記憶がないです。テレビの報道番組で見るくらいです。時代祭りは、何度か見たことがあります。先日、葵祭りの衣装が新しくなったと新聞で知ったくらいです。しかし、この時期葵という言葉を耳にします。葵といえば徳川の紋です。しかし、京都の場合大きなお寺の紋にも葵の紋をよく見かけます。徳川の庇護のもとにあったと言えます。
この時期少し温かくなり、初夏の季節と言うか夏か思わせるような気温が続きました。こうなるとさっぱりしたものが食べたくなります。酢の物もいいですね。蛸ときゅうりの酢の物、最高です。それに「もろきゅう」大好きです。もろみときゅうりのバランスなんとも言えません。安っぽいですが、至福を感じます。
きゅうりの旬は、6月の終わりから8月いっぱいでしょうかね。でも年中あって旬を忘れてしまいます。きゅうり美味しいです。嫌いな方も多いです。あの青臭さがその原因でしょうか?
最近は食べやすくなりました。昔のきゅうりは、きゅうりの塩もみすると独特のきゅうりの匂いがしたものです。カリウムを多く含んでおり、塩気が多いときに塩分の排出を促してくれます。体が欲しているでしょうね。暑い時塩分絶対に必要です。
でも江戸時代、武士はあまり食べませんでした。何ゆえか、それはきゅうりの断面が徳川の三つ葉葵の紋と似ているからです。将軍家に遠慮して食べませんでした。とくに江戸の旗本は顕著であったと聞きます。
もろきゅうや漬物食べずに生きられません。かわいそうです。
それにわさびも食べませんでした。食べられなかったのです。わさびは山葵と漢字で書きます。そう三つ葉葵と同じです。葉っぱの形が似ています。それだけでなく、徳川の専売品でした。徳川家しか食べられなかったんです。もちろん贈答用に使われて大名や有力旗本は口にしたかもしれません。それに生産量自体少なかったことにも原因があります。
江戸時代の人、刺身もわさびなしで食べていたんですね。ちょっとかわいそうです。
漬物といえば白菜ですね。しかし、白菜は明治に入ってから日本に入っ来たので、江戸時代の人は白菜の漬物食べていなかったんです。こんな美味いもの残念です。お茶漬けや湯漬けに必要でしょう。
それを比べたら現在極楽です。将軍しか食べなかったものも平気で食べること出来ます。この時代に生まれて本当に良かったです。これこれ「感謝」しても仕切れません。ありがたいです。
季節季節を大事したいです。生きていることの喜びを口や舌を通して感じるのもありですよ。
しかしながら、きゅうりの旬はまだまだ先でした。先走ってしまいました。残念です。