''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

骨董屋を覗いて。中級編 「変わり八寸皿」

京都は、古都という観光地の顔だけでなく、茶道、華道と芸術の町でもあります。
当然そこには絵画、書、焼物、骨董が付いてきます。
こういうの見るのも私は好きなんです。値段の高いものもあります。手ごろなものもあります。何十軒とあるんですよ。それも固まって骨董通りが存在します。
すこし、美術雑誌に予習復習するとそれなりの「にわかツウ」の出来上がりです。

店によって専門があります。器や絵画、中には仏像と言うのもあります。これはちょっと手が出せません。器も手ごろなものがあります。一個から買えます。でも多くの店では5客が単位です。これに欠けたものは大変安くなります。でも、それなりに扱いも勉強する必要があります。
器と料理、洋服や着物のように取り合わせが大変難しいのです。センスは必要です。でもそこは料理屋さんでないのですから、「くずし」、「かわり」はあっても良いと思います。

お盆に料理を乗せて出したり、ランチョンマットとあわせるとセンス良くなりますよ。お盆も定食屋のお盆でなく、安い塗りのお盆なら気分はすっかり「ツウ」です。

朱色の盆に青磁織部、色が強すぎるなら、同系色の清水の赤で合わすのはどうですかね。大変「ツウ」ぽくなります。

「南京の銀餡かけ」なんか映えると思います。難しく言っているだけで南京つまり、かぼちゃを出汁(だし)で煮て、かぼちゃの甘さを殺さないように、色を薄く味をつけて(白醤油や薄口醤油)、別に濃い出汁(だし)に鳥ミンチ入れて葛(くず)か片くり粉で鳥ミンチの入った餡(色つけていないので銀色のあん)をかけるだけです。

よく家で似た様なのをやったり、お惣菜にあるでしょう。あれですよ。名前だけだと大夫出世したと感じますけどね。プロっぽくするなら、かぼちゃの皮を斑(まだら)にむきます。そうすると黄色と緑の色合いがきれいです。

かぼちゃはどうしてかぼちゃと言うのかご存知ですか?
簡単です。カンボジアからやってきたからですよ。カンボジアを中国の南京を経由して来たから南京です。
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でも今日紹介するのは、上級編でなく中級編です。
京都の骨董屋さんには変わった物が出ます。
それはお菓子の型です。木型です。これに、和三本や砂糖の地や、和菓子のたねを型に入れるものです。でも、味付けは大変難しいと思います。ある程度和菓子の心得があると良いのですがね。私のブログ友達の仁ちゃんなら詳しいと思います。

私はやったことはありませんが、眺めるだけでも楽しいです。
わかり種に四つ五つの型なら、八寸(はっすん)に使うのは面白いと思います。ほら料理屋さんかで最初におつまみの盛り合わせみたいなのが出ますよね。あれですよ。小鉢もあります。先付けと呼ばれます。でも横に長いお皿であったり、木の板や塗の皿みたいなものに盛られているあれですよ。
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料理屋じゃないので何でもOKです。ホウレン草や隠元豆の胡麻和え、蓮根の金平、筍の土佐煮、いつも食卓にあるものを変わった八寸皿?に盛ると気分は料亭です。
冷蔵庫に余っている唐墨やキャビアがあれば、これも盛るとハイソなセレブです。

4人位までなら別々の木型に入れるのもオシャレですね。器も揃える必要はありません。ランチョンマットも和柄・洋柄、百均でもお手製でも楽しめます。

少しの気風で楽しい食卓になりそうです。家の蔵に眠っていませんか?
お宝ですよ。結婚式の引き出物の器、5客の欠けた器も利用するのもありですよ。
最近の百均も面白いものもあります。骨董市で見つけた器も1000円もあれば幾つか手に入ります。ちっょと巧みな話術必要ですけどね。

そんな骨董品の楽しみ方も面白いですよ。
まずは、中級編でした。初級編も機会があれば紹介します。

こんな風に身の丈にあった楽しみ方に出会えたことに感謝です。
プロの方にはお叱りを受けますが、器も道具も使ってナンボです。
器や道具にも感謝です。

最後までお付き合い下さいましてありがとさんです。