朝晩は、秋の深まりを感じますね。
晩酌タイムの燗酒が美味しい季節の始まりです。
酒は燗 肴は刺身 酌はタボ
すぐに思い浮かぶフレーズです。
昔、雑誌のサライで、燗酒のすすめと言う特集号を思い出します。
その雑誌も本棚の隅にあると思います。
古いサライを古本市で探しては、綺麗な本を見つけては、購入したい所です。
燗酒と言えば、もちろん、「肴は刺身」と言うフレーズ以外に、「肴は粋に」や「肴は気どり」と言うフレーズも使われることがあります。
私の中では、「燗酒と関東煮」、「燗酒とおでん」と言う言葉が連なります。
もともとおでんと言えば、田楽の事ですよね。
蒟蒻や豆腐、はたまた魚に味噌を塗って焼く料理です。
それが、鍋で煮込む料理に代わる訳です。
寒い時に、熱々の蒟蒻や豆腐に串を刺して、鍋で煮込めば、すぐに売れるからでしょう。
まさに、革命的な発想です。
大量仕込みをして、客を待たさず、大量販売出来ます。
寒い時には、熱々のおでんは、ご馳走になります。
寒い最中の冬でなく、気温が前日より下がれば、おでんがイメージされるようです。
夕飯を作る主婦にとっても、煮込むだけですから、家族の帰宅時間に関係なく用意できます。
我が家でも、ほぼほぼ週一で関東煮です。
郷里播州では、おでんと言わずに、関東煮(かんとうに)と言います。
すでに郷里を発して、34年が過ぎていますので、今ではコンビニの影響で「おでん」が定着しているかもしれません。
でも、今でも、大阪梅田でも、燗酒 関東煮の暖簾を見かけます。
関西なら、おでんと言わずに、関東煮と呼びたい所です。
関東煮の中身も、筋肉、豆腐、厚揚げ、牛蒡天、玉子は外せません。
写真にはありませんが、じゃがいもや大根も必要不可欠です。
短時間では、こんにゃくに味が入りにくいです。
その辺りは、ご愛嬌です。
1時間もかけずに、なんちゃっての関東煮ですからね。
それでも、いろいろと味の工夫はしています。
味も、なかなか深くしています。
昆布も入れていますし、短時間の割には、コンビニのおでん以上だと、自画自賛です。
コンビニおでんは、少しあっさりしすぎます。
夕食のおかずや、晩酌の肴なら、もう少し味を強くした方が、私好みです。
最近は、スーパーで液体の白出汁が売られていますので、それを上手に活用しています。
おでんや煮物以外には、出汁巻き玉子を作ったり、うどんの汁を作ったりするときに、使っています。
3歳児ゆうゆうは、まずは出汁の確認から始まります。
先日も、小うどんを作りました。
もちろん、白出汁を使って、小うどんを作る時に、ゆうゆうの好きな味付けにしています。
汁まで、呑み切りますね。
3人家族ですから、1つのうどん玉を3つに分けて、汁椀に盛りつけると、汁物がわりになって、夕飯には便利です。
みそ汁と違って、小うどんが入ると、麺類好きのゆうゆうのテンションが上がります。
「つるつる」って、喜んで食べてくれます。
子供は、麺類が好きみたいです。
ゆうゆうが一番好きな麺は、ラーメンかもしれません。
ラーメンと言っても、インスタントのラーメンでなく、生麺の湯がいて作った生タイプの麺ですね。
自分の分を食べ終わると、お椀をじっと見たままです。
お替りを求める目です。
私の分を取り分けてやります。
熱い目ラーメンを、口中に上手に啜り込んでいます。
もちろん、汁まで完食です。
恍惚の表情に、かすかな笑いを呼びます。
どんだけ好きって位ですよ。
麺好きの岳父のDNAを感じます。
親子3人ささやかな暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。