昨日の節分も、家族で穏やかに過ごすことが出来ました。
ありがたいことです。
節分(せつぶん)とは、立春の前日に行われる日本の伝統行事ですね。
つまり、節分は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことだと聞くと、漢字の意味も分かりますからね。
要するに、節分とは「季節を分ける」ことも意味しているのですね。
季節の変わり目に鬼や邪気を追い払って福を招き、無病息災を願うことを目的としています
鬼封じの豆まき、臭いモノの代表格の鰯、鬼の嫌いなモノで退治するわけです。
鬼と言えば、金棒です。
この金棒を食べてしまえばと、イメージして、寿司屋が関西を中心に、恵方巻と言う風習が定着したようです。
寿司屋のカットするのが大変なので、丸被りとなるわけです。
まぁ、コンビニで乗っ掛かりますので、節分の行事としては楽しいです。
我が家でも、形式的な鬼の面を被ってのミニ豆まきです。
豆たくさん食べましたよ。
豆たくさんと言えば、歌舞伎の「三人吉三巴白浪」の名台詞を思い出します。
月も朧に白魚の 篝(かがり)もかすむ 春の空~ (中略) ほんに今夜は節分か 西の海より川の中 落ちた夜鷹は厄落とし 豆だくさんに一文の 銭と違って金包み こいつは春から 縁起がいいわえ
すらすら言えたら、粋で格好がいいです。
夜鷹と言えば、鬼平の「おもん」で浮かびます。
鬼平犯科帳の「兇賊」です。
芋料理の九平の店の芋酒・加賀屋にやって来た平蔵が、おもんと出会います。
おもんが、平蔵が自分を人並みに扱ってくれると、礼を言うと、「人ではないか、俺もお前も、このおじやも」と言うような台詞がいいですね。
なかなか人と言うのは、人の身なりなど形で判断しやすいモノです。
ただ、今の犯罪と言うのは、こうした身なりでは分からないです。
いきなり、仲間すら見ず知らずの人間が、複数で深夜に押し入って強盗するような時代です。
世の中は、物騒です。
人の情があった時代が、日本にも普通にあったのが、いいですね。
昭和の昔は、令和より人と人の距離感が程よくあって、家庭でも、家族団欒と言う家族が共有できる時間がありましたよね。
サザエさんでも、節分豆まきとなると、ご近所のあちらこちらから、「鬼は外 福を内」の掛け声がありましたね。
子供は喜びます。
節分の膳は、塩鰯の焼き物、そして、この日は巻き寿司代わりの手巻き寿司にしました。
我が家の手巻き寿司は、シンプルです。
海苔の酢めし、具材は、大葉、胡瓜、サーモン、だし巻き玉子です。
後は、マヨネーズを少し乗せます。
我が家の試行錯誤を繰り返しての、シンプルでコスパのいい手巻き寿司になりました。
これなら、酢めしがあれば、意外に手軽に出来る家でのご馳走です。
サーモンは、確か縞模様の見えるアトランティックサーモンですね。
私はサーモンの苦手な時代がありました。
仕事でのトラウマです。
でも、これなら食べられます。
サーモンも、冊で買って来て、柳刃で私が切り分けます。
少し薄くした方が、口の中で、海苔と具材のハーモニーがいいです。
鼻腔に抜けるサーモンと海苔と大葉と酢めしの香りの四重奏です。
英語では「カルテット(Quartet)」と呼ばれますよね。
♪ 金も要らなきゃ 女も要らぬ 私ゃも少し 背が欲しい
玉川カルテットのギャグが頭を過ります。
昭和の懐かしい音曲漫才ですね。
最近見かけませんからね。
我が家は、コスパ重視で、美味さも最高の味わいに、家族で満足しています。
ありがたい家族団欒の節分の膳でした。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。
手巻き寿司の「て」
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