''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

大人の文具 漆(うるし)シャーボ編

最近、安価か高級かの二極が進んでいるように思えます。
使い捨て時代です。
長年使っている物を修理に出そうと思っても修理できなかったり、びっくりするほど費用がかかったりします。
つまり、メイカーも使い捨てろと言わんばかりです。

仕方なく新しいものに買い換えることがあります。
時代の最先端の機械モノは、特に目まぐるしいですね。
使えるのに、使えないということです。規格が合わなくなったりと矛盾を感じます。もったいないです。それ以上に道具に申し訳ないです。

その反面、身近な小物に高級なものを求めたりするものが最近流行っています。
時計やブランドの財布とかではありません。
文具なんと言うのもその一つです。

ノートのカバーとかブックカバーとかもあのようなアイテムの一つです。
文具でしたら、万年筆なんかもそうですね。
PCや携帯メールの時代でありながら、手書きが最近流行っています。

そうした流れなんでしょうね。
紙のノートもカラフルなものや高級感あるものが出回っています。
スケジュール帳も高級な革製をお持ちなら、仕事出来そうと憧れます。
おバカな小心者です。

万年筆もお値段100万円越えるものがあります。
こちらもネットのサイトを見たりしています。
「いい仕事してますね」と口からでますね。
そんなのは見るだけですね。
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私も1985年頃から愛用のものがあります。
ゼブラ株式会社の「シャーボ」です。懐かしいですね。もちろん今でも売っています。
シャーボは、シャープペンシルとボールペンの両方を兼ねそろえる1本の筆記具です。
右に左にと回すとその機能を使い分けることが出来ます。
同じようなペンをよく見かけますよね。
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私の愛用品はその中でも「漆(うるし)」が塗られたものです。当時の価格で8000円ほどしたように記憶しています。もちろん貰い物です。記念に頂いたものです。
ボールペンに漆仕様です。
現在は発売されていません。1990年頃に発売は終了しています。
レアモノです。

高級感があります。
未だに漆(うるし)は、はげていません。
すごいです。
長く使って来た愛用品です。
大切に使っています。
私は物持ちがいいのでこうした物はよく残しています。
いいものは時が経ってもいいですね。

あえて高級なものを選んだりはしません。
でも、「恒久」なものはいいです。私は「恒級」という言葉をよく使います。
辞書にも載っていないようですが、私の使う造語です。

「恒級性」という言葉が好きです。
不変的なものです。長く変わらないもの、流行り廃れのないものです。
「シンプル イズ ベスト」です。

シンプルなものは飽きそうですが、飽きたりはしません。
華やかさはないけれど、使い続けることによって自分色に染まります。
自分だけの最高です。
人様には理解されなくてもこれが最高ってありますよね。

「それです」

モノを買うとき選ぶときは、常に「恒級」か「恒級性」があるかを、自分の基準にしています。これはブレません。どんなに安いものでも使うものは同じです。

納得して買います。
このボールペンは頂き物ですが、同じ「恒級」を感じます。
ただ漆かどうかはポイントではないですが、「いい仕事」しています。
20年経っても漆(うるし)の美しさは変わりません。
手にも馴染みます。
仕事が出来そうに見えそうです。見えるだけです。
この不景気な中でも、大人の文具が売れるのは、こうした憧れがあるのかもしれません。

いろんな道具も使ってこそのものです。
道具は便利です。ありがたいです。感謝です。
日頃、道具に感謝することはないですよね。
でもなくては困る脇役です。主役以上の脇役の時もあります。

このパソコンも道具です。
こんな箱で多くの方と繋がっています。
私のつたない小さい声も、世界に発信されています。

皆さんにも愛用の品ありますよね。
たまには、こんな道具にも愛を持って感謝してみては如何ですか?

最後までつたないダミ声にお付き合い下さいまして、ありがとさんです。