''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

「いし」と「りく」から見える世界。

昨日は、イケメンの話にいろいろと、コメントを頂きましてありがとさんです。
兎角イケメンも美女も華やかですが、それが災いすることも多いですね。
普通、いえいえチョイブサ系で良かったと思います。
しかし、人の価値、特に男の価値となるといろいろな要因が必要です。

 

大事を成す、その蔭に女性の助けが隠れています。
母であったり、妻であったり、娘であったりします。
その中でも、最たる物は、妻の内助の功だと感じます。

 

今月のサブサイトルは、「赤穂浪士」です。
芝居、歌舞伎、映画に、ドラマと赤穂浪士の「忠臣蔵」は、テーマを変えて繰り返されます。

 

名作もあります。
少し変わったコメディーやパロディーもあります
史実とは違うこともあります。
それも方便です。

 

方便と言っても、「うそ」ではなく、その伝えることのエッセンスを分かりやすくした、そういう意味の方便です。
仏法世界の言葉から来ていると聞きます。

 

大衆を救うため、お釈迦様が分かりやすく、説明されるために方法でもあります。
その真意を取り違えないために、最後まで何度も繰り返し肝に銘じなくてはなりません。

 

その中でも、話芸は特にこのエッセンスが強いと感じます。
特に講談は、その最たるものです。

 

「講談師、見てきたようなウソを付く」と申します。
それだけ人を引き付ける話芸です。

 

講談には、赤穂浪士を取り上げた話は多いです。
本伝、銘々伝、外伝と分類されます。

 

その中で、大石内蔵助の妻を「イシ」と言います。
講談だけではないかと思います。
史実をご存知の方は、妻の名は「リク」というのをご存知でしょうね。

 

但馬の豊岡藩家老・石束源五兵衛(いしづか・げんごべえ)(1200石)の長女です。
内蔵助との中に、三男二女をもうけます。
一人は、山科を去るときに胎内のおります大三郎です。
後に浅野本家に父と同じ旧禄1500石で迎えられます。

 

その時は、もちろんこの母「リク」も一緒です。
口うるさい母のであったようです。
これも後日、書き記します

 

講談の妻「イシ」は冷静沈着です
山科から伏見鐘木町の廓通いにも何も申しません。
常に、お酒が過ぎて体を壊さないかと心配しています
(この辺は「きりんのたまご」のミッキーの気持ちですね)

 

大石、里の石束、そして名前も「イシ」、どれだけ硬いのかと思います。
女の芯の強さとその内に隠れたやさしさを表現しています。
方便です。

 

しかし、リクというより話は盛り上がります。
それに、リクというのは、いい難いです。
Rの発音は噛みやすいです。

 

流れるように、ハリセンを叩いて、パッパ、パッパと話をするには、イシの方がいいやすいのだと感じています。
こうした訳で、講談では、人の名前も変わります。
それでも伝わる講談師の話芸に聞き惚れます。
イメージ 1

イシと言うと石から岩から出る塩、岩塩(100円)です。
この辺は強引です。

 

塩といえば、赤穂です。
将軍が使われる朝の洗顔歯ブラシに、赤穂の塩が使われていたと聞きます。
「上物」です。

 

製法に工夫がありました。
巨大な塩田開発にも力を入れていました。
当時は、塩の生産もそれ程でなく、特に関東では塩が不足していたとの見解もあります。
その為に、財政は他の藩に比べて、裕福であったのも事実です。

 

赤穂の城受渡しにも、藩札の交換も割引率はあった物の金銭に交換出来ています。
他の藩では、藩札は紙くずに等しい時代ですから、大変立派でした。

 

吉良上野介殿への刃傷には、この塩の製法について、吉良家から浅野家にお尋ねがあったにも関わらず、門外不出と断ったことが、もともとの発端とも言う説もあります。

 

吉良の領地も海に面しています。
塩も製造もされていた聞きます。
しかし、特産品にはなっていません。

 

歌舞伎では、浅野の殿様は、塩冶判官高貞(えんや はんがん たかさだ)です。
それだけ、赤穂といえば「塩」というイメージのだったようです。

 

当時としては、当然のことでしょう。
土地も整備も違います。
おいそれと藩の大事や秘密を口外はしません。

 

吉良の殿様も正当な源氏血筋です。
そんな女々しいことはしないと思いますよ。
名誉の為にもね。

 

人は、塩なくして生きてはいけません。
塩の有り難味は、なかなか分かりませんよね。
安い値段に手に入ります。

 

一昔は、専売公社の専売品でしたからね。
安かったけど、とがった感じの味の塩です。
味塩がうまいと思っていた時代です。

 

今はいろいろな塩が手に入ります。
高い塩もあります。
沖縄の塩「ぬちマース うるま」も紹介しましたよね。
味は塩で決まる。
塩梅です。

 

美味いまずいも、塩加減です。
濃すぎていもいけません。
薄すぎてもいけません。
塩こそが、この世の中で一番美味しいものだと言われた女性、阿茶の局もおいででしたね。
その辺が塩梅ですね。
すべて、塩梅、つまり「間」です。
話芸も料理も通じることですね。

 

今日の講談の話は、昨日の美男子の話から思いつきました。
だって、講談師だけに好男子つながりなんです。
こんなオチが待っていました。
♪ちょうど、時間となりました。(浪曲調)

 

今日も塩に感謝です。
健康に過せることに感謝です。
ありがたいと感謝の気持ちも一振りします。

 

今日も穏やかに過ごせますように、こころから祈るばかりです。

 

最後までお付き合い下さいまして、こころよりお礼申し上げます。