''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

李錦記の回鍋肉にしてみました。

季節が少し戻ったかのような、肌寒い京都です。
春の花見が終わったとは、思えないような気温です。
花冷えにも程がありますよね。

昨日は、賄いの筍料理を紹介しましたが、特売の豚肉が残っています。
豚肉は使い回しが効きますね。

豚肉、豆腐があれば、これにホウレン草と来れば、「常夜鍋」です。
毎晩食べても飽きないという意味ですね。
確かに鍋にすると、入れるものを少し変えるだけで、違った味わいになります。
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豚肉と鍋と来れば、中華料理の定番、回鍋肉(ホイコウロウ)ですね。
キャベツと豚肉の味噌炒めですね。
甜麵醤(テンメンジャン、ティェンメンジャン)という甘い目の味噌を使う料理ですね。
北京ダックのピンの巻いて食べる時の味噌もこの甜麵醤ですよね。

コクと香りのある味噌です。
日本の八丁味噌とも似ていますね。
関西のどて焼きも、少し甘い目の味付けです。

京橋の「まつい」に行きたくなりました。
串かつとどて焼きは至福を感じます。
大瓶ビールをつけても、1000円でお釣りが来ます。
庶民の味方、京橋の名店です。

今日は、回鍋肉(ホイコウロウ)でしたね。
本来回鍋肉は、キャベツではなく蒜苗(ソンミョウ)物を使うと聞きます。
それに豚肉も、皮付きの塊を一度茹でるか蒸すなどの下処理してから料理に使うようです。冷蔵庫がなくては生肉が使えませんからね。

中華の神様・陳建民が回鍋肉を作るときに、どこでも手に入りやすいキャベツとに薄切り豚肉を使うように考案されたと聞きます。
さすが鉄人の父様ですね。

NHKの料理番組でもおなじみでしたからね。
あのトレードマークの帽子と絶妙な話術です。
さすが神様です。

最近では、「トイレの神様」と言う曲が流行っていますが、歌のタイトルと歌の内容が一致しそうで一致する涙のある歌ですよね。
べっぴんさんになれそうです。。
関西弁混じりもいいですよね。

本場の四川料理ではないですが、今ではこれが回鍋肉だと感じます。
中華料理店は、世界のどの国にもあると聞きます。
その土地、その地の食材にあった料理の進化系なのかもしれません。

今食べている中華料理の中には、本場と違うものも多いです。
大抵は、この神様の考案です。
日本人の口には、本場よりうまいとも言えるかもしれません。

私も若いとき、1ヶ月ほど中国に行ったことがあります。
当時1元が日本円で40円ほどでした。
少しいい暮らしのしている人で、月給が3000円ほどでしたね。
一人2000円も出せば、食べきれないほどの料理です。
それも庶民の料理屋でなく、大きなホテルやレストランの料理です。

こづかいを手に、あちらこちらの有名なお店の料理を頂きました。
仲間10人ほど頂きますので、心配ありません。
人数より少ない目に注文していましたからね。
10人なら、8品ほどですね。

なにやら得体の知れない料理もいろいろ頂きました。
たどたどしい中国語で、注文ですからね。
広東料理では、レッドスネークカモンの蛇も頂きました。
(東京コミックショーの懐かしいフレーズです)
鶏肉みたいで、これがなかなか美味いです。

四川料理屋では、もちろん麻婆豆腐も頂きましたよ。
やはり辛いです。
ブラックマヨネーズの小杉さんか、ワンピースの「イワさん」こと、イワンコフの「ヒーハー」と言いそうになります。
最近、これが耳から離れませんね。(「ヒーハー」)

あるクイズ番組で、「豚肉が鍋をたらい回しにされているようだということで『回鍋』と呼ばれるようになった」と紹介されていたと記載があります。
(『ウィキペディアWikipedia)』)

中国で肉というと、豚肉です。
もとろん、チンジャオロースも豚肉です。
日本で牛肉にしたのも、神様でしょうね。

中華鍋は便利です。
一つの鍋で、蒸し物から揚げ物、炒め物まで使います。
特に豚肉を使った回鍋肉はその頻度が多かった。
その為、語源にも「鍋を使い回す」にされていると言う意味で紹介したのでしょうね。

料理の写真はというと、昨日の筍と豚肉の炒め物と似た写真のため、パッケージの写真だけです。
これには、やっぱりビールかな。

私の場合は発泡酒ドラフトワンです。
プリン体が少ないからです。
今では、これが口に馴染んでいます。

鍋という字がなんともほっこりします。
暖かい気持ちになります。
それが鍋の魅力かもしれません。

ありがたいと感謝して食します。
残った材料も、これでご馳走になります。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、たらい回しな話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。