''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

池波正太郎風に、小鍋仕立ての鳥鍋にて、一献参る より。

ここ数日、天候がいいですね。
その分、少し汗ばむこともあります。
そんな時は、晩酌が美味しいでしょうね。
まずは、ビールです。

 

暑くなると、ビールがうまいです。
至福の時間でしょうね。

 

先日落語の「船徳」の話で、軍鶏料理の「ぼうずや志ゃも」の料理が、池波正太郎著の『鬼平犯科帳』の「五鉄」のモデルという話を書きました。

 

あの晩のことです。
軍鶏は無理でも、近くのスーパーで、鳥肉を買って来ました。
鳥胸肉の特売でした。

 

鳥肉と言えば、モモ肉の方が脂があって、人気です。
それに比べ、胸肉はパサパサした感じがしますね。
でも、鳥肉のロース煮なら、しっかりした鳥胸肉がいいですね。

 

炒めても、煮ても、ぱさっいた感じがしますが、バンバンジーみたいにすると、美味しさが分かり易いです。
湯がいたら、そのまま湯で汁の中で休ませます。
すると、スープが肉に戻って、これまたジューシーになります。
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鳥胸肉を使って、鳥鍋にしました。
鉄風にしたいと思っていたのに、冷蔵庫のある野菜を使って、有り合せの鍋になりましたね。
もめん豆腐、揚げ豆腐、もやし、ニラ、キャベツ、そして鳥肉を、2人前くらいの小鍋に入れて、ことこと煮ましたね。

 

鳥肉ですから、摩り下ろしたしょうが汁としょうがも入れています。
しょうがで、一段上の料理屋さんの味わいになりますね。
鳥の水焚きも、しょうがは絶対に必要です。
スープの味わいも良くなります。

 

豆腐が鳥の旨味を吸います。
豆腐が野菜の旨味を吸います。
揚げ豆腐のコクが、鍋のスープをいい感じにしています。(ローラ風にいい感じ)

 

「ぼうずや志ゃも」の方は、味噌仕立てです。
関西では馴染みがないので、少し甘辛い醤油ベースにしてみました。
これまた、いい感じです。

 

ニラ好きの私としては、ちゃんこ風になったように感じます。
ちゃんこ鍋で言う「ソップ焚き」でしょうね。

 

味は、私風の味わいです。
ちゃんこ鍋とは、違いますよ。
そっくりと、ワンピースのクルーのウソップみたいな嘘はつきません。

 

嘘つくと、鼻が伸びるというと、タツノコプロ制作のテレビアニメ『樫の木モック』(かしのきモック)(昭和47年)を思い出します。
カルロ・コッローディの「ピノッキオの冒険」をアレンジした作品です。
フジテレビ、火曜日のアニメ枠でしたね。

 

この前作は、あの有名な昆虫物語 みなしごハッチです。
(「隙あったらかかってこんかい」の岡八郎さんの名台詞と、当時吉本新喜劇が懐かしいですね)

 

それにしても、今では考えられないほど、むごいストーリーです。
70年代は、アニメは意外と悲しい境遇が多いです。
そんな時代だったのでしょう。

 

意外に勧善懲悪がハッキリしていました。
そこは、長谷川平蔵の裁きにも、通じるところがあります。

 

ただ、「情け」という情があります。
その情けに、元盗賊が、平蔵のためによく働きます。
そうした見えない影の部分があって、初めて日の出を見ます。

 

昨日の消費税増税の採決は、よく分からないですね。
与党の民主党の中から、造反者が多数出ました。
潔く離党して、政治の方向性が違うなら、袂(たもと)を分かれるべきですね。

 

ただ、小沢氏にしても、消費税増税を反対しているわけでなく、社会保障政策を決めることが前提としているという趣旨の発言です。
要するに、先行きにおいて、小沢氏は増税することに異議がなかったのに、今回は反対だたのですね。

 

今の政治は、勧善懲悪がはっきりしません。
野田総理も、小沢氏も、私には、悪代官にしか見えません。

 

国会のすべてが、悪の巣窟に見えます。
早いの選挙を待つだけです。

 

難しい話をしている間に、鳥鍋が出来ています。
最初に箸をつけるのは、もちろん、鳥肉です。
関西では、「かしわ」と呼ばれることが多いです。

 

裏表ないことを評した花の葉っぱに、名前が由来しています。
政治も、そうであって欲しい。

 

あー、鍋がまずくなります。
考えないのが、一番です。

 

うまいもんでも、食して、一杯呑む。
これしか、憂さを晴らす方法はないようですね。
平蔵の「今夜は呑むより、仕方はなさそうだなぁ」の台詞が堪えます。

 

池波正太郎氏にあやかって、我が家では、小鍋仕立てをよくします。
うどんなら、鍋焼きうどんもいいです。
豚肉とほうれん草の「常夜鍋」も悪くもないです。

 

暑い時期には、熱い物です。
ただ、酒だけは、冷か、ぬる燗、日向燗がいいかも知れません。

 

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたいことに、私は仏縁を頂いています。
ありがたいと感謝して暮らしています。


心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、いろんな事のごった煮の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。